[4421] ディ・アイ・システム の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、独立系の情報サービス企業として、システムインテグレーション事業及び教育サービス・セキュリティソリューション事業を展開しています。

事業セグメント

  • システムインテグレーション事業: エンドユーザや通信事業者などに対し、業務用アプリケーションの設計開発、インフラシステムの設計構築、運用保守を行っています。顧客要望に応じた最適なシステム提案を行い、派遣や請負契約にてサービスを提供しています。
  • 教育サービス・セキュリティソリューション事業: IT研修の企画・コンサルティング、研修プログラムの開発を行う教育サービス分野と、セキュリティ製品の開発・販売・導入・保守を行うセキュリティソリューション分野を提供しています。

事業の特徴・強み

  • 独立系の情報サービス企業として、顧客の投資金額、ユーザ規模、希望納期に応じた柔軟なシステム設計開発を行うことができる点が強みです。
  • セキュリティ製品においては、アクセスログ取得と操作制御の提供により、金融機関などの厳しいセキュリティ基準に対応しています。

今後の展開・方針

今後も、顧客の多様なニーズに応じた最適なシステム提案を行い、長期的な信頼関係を構築することを目指しています。また、セキュリティ製品の強化を図り、金融機関のシステム運用におけるリスクコントロールを支援します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、過去数年間にわたり、効率化や販売能力の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。2018年にはパソコン周辺機器やソフトウェアライセンスの購入を通じて効率化を図り、2019年には名古屋支店の移転を通じて販売能力を強化しました。2020年には大阪事業所の増床により生産能力を増強し、2021年には基幹システムの導入を行いました。2022年以降は主に設備更新を目的とした投資を行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-09-30 (5,825千円)
    目的: 効率化
    詳細: パソコン周辺機器の購入、事務所備品の増設、自社利用のソフトウェアライセンス
  • 2019-09-30 (51百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 名古屋支店の移転
  • 2020-09-30 (49百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪事業所の増床
  • 2021-09-30 (60百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの導入
  • 2022-09-30 (5百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新
  • 2023-09-30 (17百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新
  • 2024-09-30 (42百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ