[4427] EduLab の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、教育分野における能力測定技術の研究開発及びその成果であるテスト法の実践を通じて、公的機関、一般企業、教育関連企業、学校法人などを顧客とし、英語その他の能力検査の試験開発、実施、分析、教育サービスの提供等を行っています。

事業セグメント

  • テスト等ライセンス事業: 科学的根拠に裏付けられたテスト・学習理論を応用し、試験・学習サービスを提供。主なサービスは、大学等の教育機関、民間企業、個人向けの英語能力判定テスト「CASEC」、小学校低学年の児童や幼児向けの英語テスト「英検 Jr.」等。
  • 教育プラットフォーム事業: 主に「英ナビ!」や「スタギア」プラットフォームで、各種検定・試験などのオンライン学習サービスを提供していましたが、2024年3月末をもって、一部サービスを除き撤退。
  • テストセンター事業: 全国28都道府県40カ所にテストセンターを設置し、公平・公正な環境下でCBTの実施を可能とする。IRTやAIを用いた技術を活用し、作問から試験実施、採点までをトータルにサポート。
  • AI事業: 自社で研究開発したAI技術を用いたサービス・製品を提供。手書き文字の読み取りが可能なAI-OCR商品「DEEP READ」や、ChatGPTを活用したAI自動採点ソリューション「DEEP GRADE」などを展開。
  • テスト運営・受託事業: テストの問題作成・システム構築・管理・運営・採点等に関するサービスを提供。主な顧客は、学力調査事業を実施する国・地方公共団体等の公的機関や大学等の教育機関。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 教育分野における測定技術の研究開発を行い、質の高いテスト及びラーニングの機会を提供することで、効果的な教育機会を実現し、個人個人の能力の発展に寄与する。

今後の展開・方針

AI技術を活用したサービスを教育分野にとどまらず、他の産業分野・市場に転用し、業務効率化や生産性向上に貢献。また、測定技術と組み合わせた独自のAIサービスの展開にも取り組む。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、英語教育サービスに加え種々の教育サービスをインターネットを通じて提供することを目的として、継続的に設備投資を行ってきました。e-Testing/e-Learning事業、教育プラットフォーム事業、AI事業、テストセンター事業に関連するソフトウェアや設備に注力し、中長期的な成長を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-09-30 (1,054,937千円)
    目的: 新規事業
    詳細: e-Testing/e-Learning事業に係るソフトウエア
  • 2019-09-30 (967,013千円)
    目的: 新規事業
    詳細: e-Testing/e-Learning事業に係るソフトウエアと本社移転に係る事務所設備
  • 2020-09-30 (1,341,542千円)
    目的: 新規事業
    詳細: e-Testing/e-Learning事業に係るソフトウエアとテストセンター関連設備
  • 2021-09-30 (2,707,967千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 教育プラットフォーム事業、AI事業、テストセンター事業に係るソフトウェア
  • 2022-09-30 (1,107,744千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 教育プラットフォーム事業、AI事業、テストセンター事業に係るソフトウェア
  • 2023-09-30 (362,584千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 英語教育サービスに加え種々の教育サービス
  • 2024-09-30 (299,399千円)
    目的: 新規事業
    詳細: AI事業、テストセンター事業に係るソフトウエア

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ