[4432] ウイングアーク1st の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、スマートフォンやIoTの普及により増加するビッグデータを新しい資源として捉え、企業や社会に価値をもたらすソフトウェア及びサービスを提供しています。グループは7社で構成され、データエンパワーメント事業を単一の報告セグメントとしております。

事業セグメント

  • 帳票・文書管理ソリューション: 帳票に関する業務基盤として国内で最も多く利用されているソフトウェア及びソリューションを提供。主力製品「SVF」は帳票作成や出力を担い、85%がデジタル化されています。文書管理基盤「invoiceAgent」と合わせてDXの推進に貢献しています。
  • データエンパワーメントソリューション: エンドユーザーに対してソフトウェアの販売、クラウドサービス、保守サポートを提供。ビジネスインテリジェンスを基盤とし、生産性の向上やビジネスプロセスの効率化を実現。データの集計、分析、可視化、意思決定支援をカバーしています。

事業の特徴・強み

  • 帳票ソフトウェアの先駆者として、多くの顧客に利用され、機能の豊富さやシステムの安定性が評価されています。主力製品「SVF」は市場シェア65.1%を誇ります。
  • 「Dr.Sum」は数百億件のビッグデータを数秒で処理でき、ユーザーが使い慣れたインターフェースを提供。クラウドサービスとの連携が容易で、ニーズが拡大しています。
  • 「MotionBoard」は多彩な表現力とリアルタイム処理、高いメンテナンス性を備え、企業の情報活用ダッシュボードとして利用されています。

今後の展開・方針

今後もクラウドサービスとの連携を強化し、企業間のシステムの違いやシステム変更に柔軟に対応することを目指します。また、製造業でのIoTを用いた工場の可視化や小売業でのビッグデータ分析など、業界特有の課題解決に向けたコンサルティングサービスを提供していきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、社内インフラの整備、組織の拡張、研究開発機能の充実及び持続的な事業成長を支える経営基盤の強化を目的に、計画的かつ継続的に設備投資を実施している。過去数年間にわたり、主に業務効率化や開発環境の強化を目的とした投資が行われ、2024年には新規技術設備開設を含む大規模な投資が行われた。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2021-02-28 (471,225千円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内インフラ用のソフトウェア、サーバー機器及びネットワーク機器の取得
  • 2022-02-28 (570,149千円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内インフラ用のソフトウェア、サーバー機器及びネットワーク機器の取得
  • 2023-02-28 (648千円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内インフラ用のソフトウェア、サーバー機器及びネットワーク機器の取得
  • 2024-02-29 (989百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新規技術設備開設に伴う工事、基幹システム刷新や顧客管理システム改修に伴う社内インフラ用のソフトウェア、サーバー機器及びネットワーク機器の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ