[4437] gooddaysホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、gooddaysホールディングスと連結子会社2社で構成され、ITセグメントと暮らしセグメントの2つのセグメントで事業を展開しています。

事業セグメント

  • ITセグメント: オープンリソース株式会社を通じて、流通小売業界と金融業界の顧客向けにシステム開発事業および付随する保守サービスを提供しています。Redxサービスビジネスとユーザーソリューションビジネスを展開し、クラウドサービスや決済システムの開発・導入支援を行っています。
  • 暮らしセグメント: グッドルーム株式会社を通じて、賃貸住宅のリノベーション工事、遊休不動産の活用企画、集客メディア「goodroom」の運営を行っています。goodroom residence、goodoffice、ワークラウンジ、グッドサウナ等の運営を通じて、新しい暮らし方の創造と需要開拓を目指しています。

事業の特徴・強み

  • ITセグメントでは、流通小売業界向けの自社プロダクト「Redx」クラウドサービスを提供し、金融機関向けの決済システムの受託開発を行うことで、幅広い業界に対応しています。
  • 暮らしセグメントでは、賃貸住宅のリノベーション工事を自社で完結し、リノベーション「TOMOS」を提供することで、独自のデザインと施工を実現しています。

今後の展開・方針

ITセグメントでは、金融ビジネスと流通小売ビジネスを統合し、ユーザーソリューションビジネスとして新しいビジネス変革を進めています。暮らしセグメントでは、goodroomソリューションビジネスを通じて、新しい暮らし方の創造と新しい需要の開拓を目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、賃貸オフィスのリノベーションや情報システム整備を中心に設備投資を行い、近年では運営ビジネスやレジデンス施設の拠点開設に注力している。特に、クラウドサービス基盤の整備や不動産の購入に多額の投資を行い、ITセグメントと暮らしセグメントの両方で資本的支出を増加させている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-03-31 (77,178千円)
    目的: 情報システム整備
    詳細: 本社設備の費用10,138千円、賃貸用オフィスのリノベーションによる資本的支出66,346千円、在庫管理システムの構築などの情報システム整備費用694千円
  • 2020-03-31 (98百万円)
    目的: 情報システム整備
    詳細: 不動産業界で活用可能なクラウドサービス基盤整備費用35百万円、社内インフラ更新による資本的支出1百万円、賃貸用オフィス等のリノベーションによる資本的支出48百万円、広島の拠点開設に伴う資本的支出7百万円、情報システムの取得4百万円、車両の取得1百万円
  • 2021-03-31 (129百万円)
    目的: 情報システム整備
    詳細: クラウドサービス基盤整備費用77百万円、賃貸オフィスの内装設備による資本的支出4百万円、シェアオフィス等のリノベーションによる資本的支出43百万円
  • 2022-03-31 (58百万円)
    目的: 情報システム整備
    詳細: 賃貸オフィスの設備に係る資本的支出2百万円、クラウドサービス基盤整備費用42百万円、シェアオフィスの設備に係る資本的支出4百万円
  • 2023-03-31 (502,623千円)
    目的: 運営ビジネスにおける拠点開設
    詳細: 賃貸オフィスの設備に係る資本的支出3,533千円、神奈川県横浜市にある賃貸等不動産の購入410,293千円、TOMOS学芸大学の設備に係る資本的支出34,451千円
  • 2024-03-31 (600,740千円)
    目的: レジデンス施設の拠点開設及び運営
    詳細: Redx関連商業施設向けソフトウエアに係る資本的支出18,964千円、大阪府豊中市にある賃貸等不動産の購入266,241千円、goodroom residence調布国領の設備に係る資本的支出119,701千円、goodroom residence保土ケ谷の設備に係る資本的支出74,833千円
  • 2025-03-31 (335,298千円)
    目的: レジデンス施設の拠点開設及び運営
    詳細: Redx関連商業施設向けソフトウエアに係る資本的支出64,268千円、goodroom residence大阪豊中の設備に係る資本的支出84,367千円、goodroom residence戸塚の設備に係る資本的支出68,292千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ