[4461] 第一工業製薬 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、界面活性剤、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料、ライフサイエンスの製造、販売を主たる業務としております。

事業セグメント

  • 界面活性剤: 非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤の製造と販売を行っています。
  • アメニティ材料: ショ糖脂肪酸エステル、セルロース系高分子材料、ビニル系高分子材料、アクリル系高分子材料の製造と販売を行っています。
  • ウレタン材料: ポリエーテルポリオール、ウレタンプレポリマー、ウレタンシステムの製造と販売を行っています。
  • 機能材料: 光硬化樹脂材料、水系ウレタン樹脂、難燃剤、アミド系滑剤の製造と販売を行っています。
  • 電子デバイス材料: イオン液体、電池材料、電子部品用導電性ペースト、射出成形用ペレットの製造と販売を行っています。
  • ライフサイエンス: 健康食品、消臭・除菌剤の製造と販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な材料の製造と販売を通じて、幅広い産業分野に対応しています。

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略に関する具体的な記述がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、生産能力の増強と既存設備の合理化及び更新を中心に進められてきました。特に、四日市事業所霞工場や四日市合成株式会社の設備投資が多く、新工場の建設や用地取得を通じて事業拡大を図っています。また、機能材料や光硬化樹脂用材料などの製造設備への投資も行われ、ライフサイエンス事業への注力も見られます。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (39億48百万円)
    目的: 合理化及び設備更新
    詳細: 四日市事業所霞工場の製造設備への投資、既存設備の合理化及び更新
  • 2016-03-31 (84億85百万円)
    目的: 生産能力増強及び設備更新
    詳細: 四日市事業所霞工場の製造設備、四日市合成株式会社の排水設備及び製造設備、晋一化工股份有限公司の新工場用地の取得、既存設備の合理化及び更新
  • 2017-03-31 (37億86百万円)
    目的: 生産能力増強及び設備更新
    詳細: 霞工場の非イオン界面活性剤製造設備、安全教育研修所、四日市合成株式会社の排水設備及び製造設備、既存設備の合理化及び更新
  • 2018-03-31 (24億67百万円)
    目的: 生産能力増強及び設備更新
    詳細: 霞工場の非イオン界面活性剤製造設備、滋賀工場のアメニティ材料製造設備の更新、既存設備の合理化及び更新
  • 2019-03-31 (5,802百万円)
    目的: 生産能力増強及び設備更新
    詳細: 霞工場の機能性ウレタン製造設備、ライフサイエンス事業拠点用地の取得、晋一化工股份有限公司の新工場建設、既存設備の更新
  • 2020-03-31 (6,138百万円)
    目的: 生産能力増強及び設備更新
    詳細: 霞工場の光硬化樹脂用材料製造設備、晋一化工股份有限公司の新工場建設、既存設備の更新
  • 2021-03-31 (4,617百万円)
    目的: 生産能力増強及び設備更新
    詳細: 四日市工場霞地区の光硬化樹脂用材料製造設備、四日市合成㈱の設備増強工事、既存設備の更新
  • 2022-03-31 (1,925百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機能材料製品製造に関する設備
  • 2023-03-31 (3,172百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 四日市合成㈱ 六呂見工場の非イオン界面活性剤及び機能材料の製造に関する設備
  • 2024-03-31 (2,724百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 四日市合成㈱ 六呂見工場の非イオン界面活性剤及び機能材料の製造に関する設備
  • 2025-03-31 (2,147百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 四日市合成㈱ 六呂見工場の非イオン界面活性剤及び機能材料の製造に関する設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ