[4465] ニイタカ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社バイオバンク他2社を連結子会社化したことに伴い、セグメントの区分方法を見直し、従来の「化成品事業」から「ケミカル事業」と「ヘルスケア事業」の2区分に変更しました。

事業セグメント

  • ケミカル事業: 業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤・固形燃料、仕入商品等の販売を行う事業。主な製品には、食器用洗剤「マイソフトコンク」「ローヤルサラセン」「スーパーサラセン」「除菌中性洗剤」、食器洗浄機用洗浄剤「リキッドPLH」「リキッドPH」「ジャストパックPLW」「ハイソリッドPWH」「エンソリッドLWH」「スーパーWS」「ニューリンスP」、漂白剤「ニイタカブリーチ」「ニューホワイトアップ」「ニイタカサニクロール」、アルコール製剤「ノロスター」「セーフコール」「Nスター」、洗浄剤「ニューケミクール」「ケミファイン クイックすすぎ」「ノロスターVGクリーナー」「バスクリーナーコンク」「ノロスタートイレクリーナー」「リフガード」、手洗い石けん「薬用ハンドソープ」「薬用ハンドソープコンク」「ニイタカ ポピドンハンドウォッシュ」、固形燃料「カエンニューエースE」「チェーフィング用カエン」「暖房用燃料」、サービスには食器洗浄機メンテナンス、衛生管理支援サービス、仕入商品には厨房・浴用用品等があります。
  • ヘルスケア事業: 健康食品等の販売を行う事業。主な製品には乳酸菌発酵食品「OM-X」があります。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 事業の再編により、より専門的な製品ラインナップとサービスを提供することで、顧客のニーズに応える体制を整えています。

今後の展開・方針

今後も事業の拡大と製品の多様化を図り、顧客満足度の向上を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は生産能力の増強、効率化、新規事業の展開を目的に設備投資を行ってきました。特に、びわ湖工場やつくば工場の設備更新や新規工場の建設に注力し、最新の技術を導入することで生産効率を向上させてきました。近年では、中国第2工場の建設を通じて新たな市場への進出を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-05-31 (2億2千2百万円)
    目的: 効率化
    詳細: Web受注システムとつくば工場液洗第2・第3充てん用ロボットパレタイザ更新
  • 2016-05-31 (10億3千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: びわ湖工場の土地取得と工場床改修工事、つくば工場第3充填機更新、本社基幹システム再構築、つくば工場固形燃料一括包装機更新
  • 2017-05-31 (12億7千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: びわ湖工場ブリーチ第1調合槽更新、つくば工場固形燃料3号ライン一括包装機、ケーサー更新、本社基幹システム再構築、つくば工場倉庫設備建設
  • 2018-05-31 (7億4千1百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 両工場の自動倉庫システム・生産管理システム、本社基幹システム再構築、つくば工場倉庫設備建設
  • 2019-05-31 (10億7千7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社基幹システム再構築、つくば工場倉庫設備建設、びわ湖工場倉庫設備建設
  • 2020-05-31 (9億8千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: びわ湖工場倉庫設備建設
  • 2021-05-31 (10億2千2百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 中国第2工場建設工事
  • 2022-05-31 (4億7百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 中国第2工場建設工事
  • 2023-05-31 (2億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 中国第2工場(新高(江蘇)日用品有限公司)建設工事
  • 2024-05-31 (178百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: ケミカル事業174百万円、ヘルスケア事業3百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ