[4477] BASE の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ネットショップ作成サービス、購入者向けショッピングサービス、オンライン決済サービス、資金調達サービス及び越境ECサービスを提供し、個人及びスモールチームをエンパワーメントし、スタートアップ企業等を支援することに注力しています。

事業セグメント

  • BASE事業: ネットショップ作成サービス「BASE」と購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供し、ネットショップの開設から運営までをサポートする。
  • PAY.JP事業: Webサービスやネットショップにクレジットカード決済を簡単に導入できるオンライン決済サービス「PAY.JP」を提供。
  • YELL BANK事業: 「BASE」を利用するショップオーナーに対し、将来発生する債権を買い取ることで事業資金を提供する資金調達サービスを展開。
  • want.jp事業: 日本のEC運営者による世界中のローカルな販売網へのアクセスを容易にする越境ECサービスを提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 「BASE」は専門的なWeb技術がなくても簡単にデザイン性の高いネットショップを作成できる。
  • 「BASEかんたん決済」はエスクロー決済を採用し、安心して取引できる環境を提供。
  • 「PAY.JP」はシンプルな料金体系と簡単な組込みで、オンライン決済の導入を容易にする。
  • 「YELL BANK」は必要な金額をすぐに調達でき、商品が売れた時だけ支払いを行う仕組みを提供。

今後の展開・方針

当社グループは、各サービスを通じて個人およびスモールチームのエンパワーメントを強化し、スタートアップ企業の支援を続ける。また、want.jp事業を通じて、日本のEC運営者の海外展開をサポートし、グローバルな販売網へのアクセスを拡大する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主にBASE事業における人員増加に伴うPCの購入や本社の内装工事を中心とした設備投資が行われてきた。特に、効率化を目的とした投資が多く、オフィスレイアウトの変更や什器の購入も含まれている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-12-31 (27,296千円)
    目的: 効率化
    詳細: BASE事業における人員増加に伴うPCの購入等18,408千円及び本社増床に伴う内装工事及び設備費用8,887千円
  • 2020-12-31 (31,454千円)
    目的: 効率化
    詳細: BASE事業における人員増加に伴うPCの購入等16,391千円や本社の内装工事及び設備費用15,062千円
  • 2021-12-31 (26百万円)
    目的: 効率化
    詳細: BASE事業における人員増加に伴うPCの購入等23百万円
  • 2022-12-31 (26百万円)
    目的: 効率化
    詳細: BASE事業における人員増加に伴うPCの購入等23百万円
  • 2023-12-31 (56百万円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィスレイアウトの変更に伴う什器等の購入29百万円、人員増加に伴うPCの購入等20百万円
  • 2024-12-31 (23百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 人員増加に伴うPCの購入等17百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ