過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当企業集団は、連結財務諸表提出会社を中心に、子会社15社及び親会社の子会社2社で構成され、医薬品の製造、販売、研究開発を行っています。
事業セグメント
- 国内医薬品事業: 当社が製造した医薬品を全国の特約店を通じて販売。製造は一部原材料をスイスのエフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドから購入し、中外製薬工業㈱及びジェネンテック・インコーポレーテッドに委託。研究業務は㈱中外医科学研究所に、開発業務は㈱中外臨床研究センターに委託。
- 海外医薬品事業: 欧州では中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッドが販売統轄会社として活動。英国、フランス、ドイツ、台湾、中国で各地域の子会社が販売活動を行い、研究開発は米国、英国、中国、台湾、シンガポールで実施。
事業の特徴・強み
- グローバルな販売ネットワークと、スイスのエフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドからの原材料調達による高品質な医薬品製造。
- 中外製薬工業㈱及びジェネンテック・インコーポレーテッドへの製造委託による効率的な生産体制。
今後の展開・方針
2024年3月に中外ファーマ・フランス・エスエーエスと中外ファーマ・ヨーロッパ・ロジスティクス・エスエーエスを統合し、欧州での事業効率化を図る。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
当社グループは、生産設備の増強・合理化及び研究開発機能の充実・強化を目的として、継続的に設備投資を行っています。主要な投資先としては、中外ライフサイエンスパーク横浜、藤枝工場、浮間事業所、宇都宮工場などがあり、低・中分子原薬製造やバイオ原薬製造、無菌注射剤製造棟の建設に注力しています。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2019-12-31 (540億円)
目的: 生産能力増強・合理化
詳細: 中外ライフサイエンスパーク横浜の建設及び藤枝工場における低・中分子原薬製造(新合成原薬製造棟建設)への投資 - 2020-12-31 (752億円)
目的: 生産能力増強・合理化
詳細: 中外ライフサイエンスパーク横浜の建設及び藤枝工場における低・中分子原薬製造(新合成原薬製造棟建設)への投資 - 2021-12-31 (720億円)
目的: 生産能力増強・合理化
詳細: 中外ライフサイエンスパーク横浜の建設、藤枝工場における低・中分子原薬製造(新合成原薬製造棟建設)、低・中分子医薬品の後期開発用治験薬製造から初期商用生産を担う合成原薬製造(合成原薬製造棟建設)、浮間事業所における初期開発用治験薬製造(バイオ原薬製造棟建設)への投資 - 2022-12-31 (618億円)
目的: 生産能力増強・合理化
詳細: 中外ライフサイエンスパーク横浜の建設、藤枝工場における低・中分子原薬製造(新合成原薬製造棟建設)、低・中分子医薬品の後期開発用治験薬製造から初期商用生産を担う合成原薬製造(合成原薬製造棟建設)、浮間事業所における初期開発用治験薬製造(バイオ原薬製造棟建設)への投資 - 2023-12-31 (683億円)
目的: 生産能力増強・合理化
詳細: 藤枝工場における低・中分子医薬品の後期開発用治験薬製造から初期商用生産を担う合成原薬製造棟(FJ3)建設、浮間事業所における初期開発用治験薬製造を担うバイオ原薬製造棟(UK4)建設、宇都宮工場における中後期治験薬製造から初期商用生産を担うバイオ原薬製造棟(UT3)建設、初期商用の無菌注射剤製造棟(UTA)建設への投資 - 2024-12-31 (527億円)
目的: 生産能力増強・合理化
詳細: 宇都宮工場における中後期治験薬製造から初期商用生産を担うバイオ原薬製造棟(UT3)建設、初期商用の無菌注射剤製造棟(UTA)建設、藤枝工場における低・中分子医薬品の後期開発用治験薬製造から初期商用生産を担う合成原薬製造棟(FJ3)建設への投資
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。