[4565] ネクセラファーマ の財務・株価分析レポート

ネクセラファーマの2024年12月期の営業利益は-5,423百万円、営業利益率は-18.8%と前年比4,103百万円増、営業利益率は55.8%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、テクノロジーに基づいたバイオ医薬品企業であり、日本及び世界中のアンメットニーズに応え、患者の生活の質を向上させる新しいスペシャリティ医薬品を提供することを目指しています。医薬品の研究から開発、販売までを中核事業としています。

事業セグメント

  • 医薬品事業: 医薬品の研究開発、輸出入、製造受託及び販売を行う。創薬・トランスレーショナルメディシン、前臨床及び初期臨床開発は英国を拠点とするNxera Pharma UK Limitedが担当し、日本及び韓国における臨床開発・販売はネクセラファーマジャパン株式会社とNxera Pharma Korea Co., Ltd.が担当。

事業の特徴・強み

  • GPCRの構造解析、初期のリード化合物の創出、独自開発のNxStaR™技術による候補品探索を行う技術力。

今後の展開・方針

将来的には日本及び韓国を拠点に、その他のAPAC地域(中国を除く)への事業拡大を視野に入れている。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間、設備投資は主に研究開発拠点の拡大と本社移転に伴う効率化に焦点を当てており、特に英国ケンブリッジでの研究開発強化が重要な投資となっている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-12-31 (0百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 重要な設備の取得、除却、売却等はありません。
  • 2020-12-31 (0百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 重要な設備の取得、除却、売却等はありません。
  • 2021-12-31 (0百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 重要な設備の取得、除却、売却等はありません。
  • 2022-12-31 (102百万円)
    目的: 研究開発強化
    詳細: 英国ケンブリッジにおける研究開発拠点を拡大。
  • 2023-12-31 (1,222百万円)
    目的: 研究開発強化
    詳細: 英国ケンブリッジにおける研究開発拠点の拡大のための投資。
  • 2024-12-31 (1,047百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社移転に伴うレイアウト変更。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ