[4583] カイオム・バイオサイエンス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は、抗体医薬品の研究開発を手掛け、特にアンメットニーズの高い疾患領域に対する抗体創薬に取り組んでいます。独自の抗体作製技術を活用し、医薬品候補の創製から初期臨床開発までを迅速に行う体制を整えています。

事業セグメント

  • 創薬事業: アンメットニーズの高い疾患領域における抗体創薬研究と開発を行い、製薬企業等に知的財産を実施許諾し、収益を獲得する事業。基礎・探索研究から前臨床開発および初期臨床開発段階までを主な事業領域としています。
  • 創薬支援事業: 製薬企業や診断薬企業、大学等の研究機関で実施される創薬研究を支援するため、抗体作製技術を用いたサービスを提供し、サービス料等の収入を獲得する事業です。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 独自のADLib®システムをはじめとする複数の抗体作製技術を保有し、迅速に医薬品候補抗体を創出できる技術プラットフォームを有していること。
  • 臨床開発機能を有し、創薬テーマの設定から初期臨床開発までを迅速に実施できる体制を確立していること。
  • 専門性の高い人材が持つネットワークを通じて、研究開発の推進に最適なリソースや資源を獲得できること。

今後の展開・方針

当社は、ADLib®システムを活用し、アンメットニーズの高い疾患に対する抗体医薬の開発候補品を生み出すNo.1ベンチャー企業を目指します。また、新規ターゲットに対する抗体創薬プロジェクトを推進し、技術革新にも取り組みます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当連結会計年度においては、研究開発機能の充実・強化を目的とした設備投資を継続的に実施し、総額103,059千円を投じて研究機器及び業務関連システムの購入を行いました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (103,059千円)
    目的: 研究開発機能の充実・強化
    詳細: 研究機器及び業務関連システム購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図