[4623] アサヒペン の財務・株価分析レポート

アサヒペンの2025年03月期の営業利益は865百万円、営業利益率は5.0%と前年比21百万円増、営業利益率は0.1%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、塗料、DIY用品及びペット用品の製造及び販売を主な事業とする企業グループであり、合計8社で構成されています。

事業セグメント

  • 塗料事業: 当社と子会社である大豊塗料㈱が塗料の製造及び販売を行い、㈱アサヒペン・ホームイングサービスが塗装工事の請負及び施工を行っています。
  • DIY用品事業: インテリア・ハウスケア用品を㈱サンパペルが製造し、当社と共福産業㈱及び㈱サンパペルが販売を行っています。園芸用品その他も当社と共福産業㈱が販売しています。
  • ペット用品事業: 子会社である㈱ザ・ペットがペットフード・ペット用品の販売を行っています。
  • その他: ㈱アサヒロジストが物流サービス業、㈱オレンジタウンが不動産賃貸業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、塗料、DIY用品、ペット用品の製造から販売までを一貫して行う体制を持ち、各事業間での資源供給と連携が強みです。

今後の展開・方針

具体的な今後の展開や戦略についての記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、主に兵庫工場及び各流通センターの維持更新を中心に設備投資を行ってきました。近年では、東日本物流センターの稼働に伴う危険物倉庫の取得や新しい物流拠点の用地取得、静岡工場開設、株式会社サンパペル設立、株式会社ザ・ペット倉庫用土地の取得など、戦略的な設備投資も実施しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (特に記載すべき重要なものはありません)
    目的: 設備更新
    詳細: 重要な設備の除却、売却等もありません
  • 2016-03-31 (2億9千1百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 西部流通センター倉庫棟の増築及び大阪本社情報システム基幹サーバーの更新
  • 2017-03-31 (2億5千3百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 兵庫工場及び大豊塗料㈱の製造設備の維持更新
  • 2018-03-31 (2億3千9百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 兵庫工場及び各流通センターの維持更新
  • 2019-03-31 (232,631千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 兵庫工場及び各流通センターの維持更新
  • 2020-03-31 (957,553千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 東日本における新しい物流拠点の用地等の取得、兵庫工場及び各流通センターの維持更新
  • 2021-03-31 (1,248,415千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 東日本物流センター稼働に伴い、危険物倉庫等の取得、兵庫工場及び各流通センターの維持更新
  • 2022-03-31 (179,291千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 兵庫工場及び各流通センターの維持更新、関東流通センターの売却による固定資産売却益計上
  • 2023-03-31 (331,760千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 兵庫工場及び各流通センターの維持更新、静岡工場開設にともなう投資
  • 2024-03-31 (316,309千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 各工場及び各流通センターの維持更新、株式会社サンパペル設立にともなう投資
  • 2025-03-31 (1,428,928千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 各工場及び各流通センターの維持更新、株式会社ザ・ペット倉庫用土地の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ