[4668] 明光ネットワークジャパン の財務・株価分析レポート

明光ネットワークジャパンの2024年08月期の営業利益は1,010百万円、営業利益率は4.5%と前年比54百万円減、営業利益率は0.6%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、明光義塾直営教室の経営およびフランチャイズシステムに基づく教室運営指導を行い、関連会社とともに教育関連事業を展開しています。

事業セグメント

  • 明光義塾直営事業: 個別指導塾『明光義塾』直営教室における学習指導および教材、テスト等の商品販売を行っています。
  • 明光義塾フランチャイズ事業: 個別指導塾『明光義塾』フランチャイズ教室の開設、経営指導および教室用備品、教材、テスト、広告宣伝物等の商品販売を行っています。
  • 日本語学校事業: 『早稲田EDU日本語学校』および『JCLI日本語学校』の運営を行っています。
  • その他の事業: 長時間預かり型学習塾『キッズ(アフタースクール)』事業、ITを活用した個別学習塾『自立学習RED』事業、オールイングリッシュの学童保育『明光キッズe』事業、HRソリューション事業、大学入試・大学教育関連事業、保育士・栄養士の転職支援サービス、マーケティングDXおよびインターネット広告事業、有料職業紹介事業、労働者派遣事業、特定技能外国人支援事業、戦略コンサルタント向け就職活動支援事業、児童発達支援・放課後等デイサービス事業を展開しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 明光義塾のフランチャイズシステムによる継続的な教室運営指導と多様な教育関連事業の展開により、幅広いニーズに応えることができる点。

今後の展開・方針

2024年に新たに連結子会社となる株式会社明光ウェルネスを通じて、児童発達支援や放課後等デイサービス事業を強化し、事業の多角化を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、事業拡大に伴い設備投資を継続的に実施しており、特に情報システム構築や教室の移転・リニューアル、新規事業展開に注力している。投資は主に設備更新と新規事業に向けられており、毎年の投資額は増加傾向にある。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-08-31 (620,360千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 株式会社東京医進学院三鷹校舎の取得、情報システム構築、明光義塾直営教室等の移転及びリニューアル
  • 2016-08-31 (174,625千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム構築、明光義塾直営教室等の移転及びリニューアル
  • 2017-08-31 (186,330千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム構築、明光義塾直営教室等の移転及びリニューアル
  • 2018-08-31 (161,351千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム構築、株式会社早稲田EDUの本社校舎移転に伴うインフラ整備、明光義塾直営教室等の移転及びリニューアル
  • 2019-08-31 (356百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム構築、国際人材開発株式会社の本社校舎移転に伴うインフラ整備、明光義塾直営教室等の移転及びリニューアル
  • 2020-08-31 (483百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 情報システム構築、本社レイアウト変更、明光義塾直営教室のリニューアル、RED事業等の新規事業展開に係る教室内装工事
  • 2021-08-31 (177百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 本社ビルWi-Fi環境構築及びネットワークリプレイス工事、明光義塾直営教室のリニューアル、明光キッズe事業等の新規事業展開に係る教室内装工事
  • 2022-08-31 (238百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 教室システム等の改修、明光義塾直営教室の増設、リニューアルに伴う教室内装工事
  • 2023-08-31 (271百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 教室システム等の改修、明光義塾直営教室の増設、リニューアルに伴う教室内装工事
  • 2024-08-31 (367百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 教室システム等の改修、明光義塾直営教室の増設、リニューアルに伴う教室内装工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ