[4720] 城南進学研究社 の財務・株価分析レポート

城南進学研究社の2025年03月期の営業利益は-230百万円、営業利益率は-4.1%と前年比260百万円減、営業利益率は4.6%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社及び関係会社は教育事業及びスポーツ事業に取り組んでおり、計9社で構成されています。

事業セグメント

  • 教育事業: 大学受験を目指す高校卒業生・現役高校生を対象とした塾や個別指導教室、映像授業専門教室、乳幼児教室、児童向け英語教室、学童保育、保育所、算数教室、留学試験専門予備校、企業向けビジネス英語研修、英会話スクール、小規模認可保育園、デジタル教材・ソリューションの販売を行っています。
  • スポーツ事業: 連結子会社である(株)久ケ原スポーツクラブがスイミングクラブ及びスポーツジムの運営を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な教育サービスを展開し、個別指導からデジタル教材まで幅広いニーズに対応しています。
  • スポーツ事業ではスイミングクラブ及びスポーツジムの運営を通じて健康促進に寄与しています。

今後の展開・方針

教育事業とスポーツ事業の両方でさらなる成長を目指し、各部門の売上構成比率を維持しつつ、デジタル教材の販売を強化していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は教育関連事業を中心に設備投資を行い、教室の移転や新設、システムの改修、スポーツ施設の拡充などを通じて生産能力の増強を図ってきました。特に教育コンテンツの開発や学習環境の整備に注力し、顧客ニーズに応えるためのインフラ整備を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (223百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設92百万円、基幹システム改修15百万円、製本機(表紙くるみ機)8百万円
  • 2016-03-31 (476百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設77百万円、新コンテンツ作成費9百万円、基幹システム改修8百万円、電子黒板設置工事4百万円、スポーツジム土地及び建物313百万円
  • 2017-03-31 (190百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設50百万円、勤怠管理システム作成費8百万円、新コンテンツ作成費8百万円、教場等LED化7百万円、店舗の新設18百万円
  • 2018-03-31 (154百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設87百万円、新コンテンツ作成費28百万円、基幹システム改修4百万円、設備の増設2百万円
  • 2019-03-31 (419百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設316百万円、WEB学習システム制作33百万円、基幹システム改修・アルバイト管理システム改修19百万円、設備の増設3百万円
  • 2020-03-31 (434百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設259百万円、WEB学習システム制作20百万円、基幹システム改修22百万円、設備の増設12百万円、送迎用バスリース16百万円
  • 2021-03-31 (147百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設32百万円、ネットワーク設備14百万円、オンライン学習教材改修25百万円、設備の改修39百万円
  • 2022-03-31 (262百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資産除去債務の見積変更123百万円、教室等の移転、新設59百万円、ネットワーク設備13百万円、WEB学習システム改修14百万円、設備改修・トレーニングマシン2百万円
  • 2023-03-31 (78百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設24百万円、ネットワーク設備8百万円、WEB学習システム改修18百万円、設備改修・トレーニングマシン5百万円
  • 2024-03-31 (75百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設、設備更新11百万円、WEB学習システム改修10百万円、ネットワーク更新費用8百万円
  • 2025-03-31 (336百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 教室等の移転、新設、設備更新118百万円、WEB学習システム改修7百万円、ネットワーク更新費用6百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ