[4783] NCD の財務・株価分析レポート

NCDの2025年03月期の営業利益は2,809百万円、営業利益率は9.3%と前年比694百万円増、営業利益率は1.0%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、システム開発事業、サポート&サービス事業及びパーキングシステム事業を主として行っています。

事業セグメント

  • システム開発事業: システム構築ソリューション、パッケージソリューション、アプリケーション保守・運用ソリューションを提供しています。
  • サポート&サービス事業: インフラ構築ソリューション、インフラ保守・運用ソリューション、業務サポートソリューションを提供しています。
  • パーキングシステム事業: 駐輪場の設営・運営・管理受託、駐輪場管理システムの販売及び運営、自転車関連の総合コンサルティングを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様なソリューションを提供することで、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。

今後の展開・方針

今後も各事業分野において、顧客満足度の向上と新たな市場開拓を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主にIT関連事業とパーキングシステム事業において設備投資が行われてきました。特に、IT関連事業ではシステムの効率化と生産性向上を目的とした投資が多く、パーキングシステム事業では駐輪場の新規開設と既存設備の更新が継続的に行われています。2019年度には特に大きな設備の変更はありませんでしたが、他の年度では積極的な設備投資が見られます。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2016-03-31 (43百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: ㈱ゼクシスの本社事務所の移転
  • 2019-03-31 (なし)
    目的: なし
    詳細: 主要な設備に重要な異動はありません
  • 2020-03-31 (486,235千円)
    目的: 新規事業
    詳細: IT関連事業で高度なセキュリティ環境を備えた事業所等の開設、パーキングシステム事業で駐輪場事業の拡大による駐輪場設備
  • 2021-03-31 (335,952千円)
    目的: 効率化
    詳細: IT関連事業で開発生産性の向上やコストパフォーマンスの改善を目的としたITシステム設備投資、パーキングシステム事業で駐輪場の新規開設
  • 2022-03-31 (773,300千円)
    目的: 効率化
    詳細: IT関連事業で開発生産性の向上を目的としたシステム設備投資、パーキングシステム事業で駐輪場の新規開設及び機器老朽化に伴う入替
  • 2023-03-31 (678,001千円)
    目的: 効率化
    詳細: IT関連事業で事業用ソフトウエアを活用したシステム設備投資、パーキングシステム事業で駐輪場の新規開設及び機器老朽化に伴う入替
  • 2024-03-31 (306,915千円)
    目的: 効率化
    詳細: IT関連事業で事業用ソフトウエアを活用したシステム設備投資、パーキングシステム事業で駐輪場の新規開設及び機器老朽化に伴う入替
  • 2025-03-31 (392,472千円)
    目的: 効率化
    詳細: IT関連事業で事業用ソフトウエアを活用したシステム設備投資、パーキングシステム事業で駐輪場の新規開設及び機器老朽化に伴う入替

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ