[4839] WOWOW の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、放送番組を制作・調達し、放送衛星を通じて有料テレビ放送を行うことを主な業務とし、主に加入者からの視聴料で事業を運営しています。

事業セグメント

  • メディア・コンテンツ: 番組の制作・調達を行い、BSデジタル有料放送サービスを提供しています。また、無料の広告放送も行い、ケーブルテレビや通信衛星、IPTVなどを通じて番組を放送しています。さらに、WOWOWオンデマンドとして配信サービスを提供し、スポーツコンテンツをセレクトしたパッケージをサブスクリプションで提供しています。
  • テレマーケティング: 顧客管理及びテレマーケティングを行い、自社メディアの企画運営やWebサイトの広告の企画・制作を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • BSデジタル有料放送サービスを中心に、様々なプラットフォームを通じて幅広いコンテンツを提供しています。
  • WOWOWオンデマンドを通じた配信サービスにより、放送同時配信、ライブ配信、アーカイブ配信を行っています。

今後の展開・方針

4K 1チャンネルのサービスは2025年2月末をもって終了予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に放送センターの放送設備の更新や社屋拡張工事を通じて生産能力の増強と設備の更新を図ってきました。特に2021年には4K放送設備への投資を行い、新規事業の展開を進めました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (22億78百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの放送設備の更新
  • 2016-03-31 (21億63百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの放送設備の更新
  • 2017-03-31 (11億64百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの放送設備の更新
  • 2018-03-31 (24億48百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 放送センターの社屋拡張工事
  • 2019-03-31 (26億36百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 放送センターの社屋拡張工事
  • 2020-03-31 (17億14百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの放送設備の更新
  • 2021-03-31 (65億60百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 放送センターの4K放送設備
  • 2022-03-31 (17億74百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの放送設備
  • 2023-03-31 (13億49百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの既存放送設備の改修
  • 2024-03-31 (11億39百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの既存放送設備の改修
  • 2025-03-31 (18億51百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 放送センターの既存放送設備の改修

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ