[4917] マンダム の財務・株価分析レポート

マンダムの2025年03月期の営業利益は1,028百万円、営業利益率は1.3%と前年比992百万円減、営業利益率は1.4%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは化粧品の製造販売を主たる業務とし、当社、子会社18社および関連会社1社で構成されています。

事業セグメント

  • 日本化粧品事業: 当社が自社取扱化粧品および連結子会社向けの化粧品を製造し、販売しています。
  • インドネシア化粧品事業: PT MANDOM INDONESIA Tbkが自社取扱化粧品を製造し、販売しています。また、当社および海外連結子会社向けの化粧品を製造し、販売しています。
  • 海外その他化粧品事業: ZHONGSHAN CITY RIDA COSMETICS CO., LTD. が当社および海外連結子会社向けの化粧品を製造し、販売しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多国籍な子会社ネットワークを活用し、広範な地域で化粧品を製造・販売しています。

今後の展開・方針

具体的な今後の展開・戦略は記載されていませんが、事業系統図に基づき、既存の事業構造を維持しつつ、各地域での製造・販売活動を継続することが示唆されています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、競争力を維持するための生産設備投資を基本として、各年度にわたり日本、インドネシア、海外その他の地域で設備投資を行ってきました。投資額は年度ごとに増減し、特に2020年度には大幅な増加が見られました。全体として、生産能力の強化を目的とした戦略的な投資が行われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (34億43百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2016-03-31 (37億25百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2017-03-31 (33億9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2018-03-31 (28億55百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2019-03-31 (3,559百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2020-03-31 (9,193百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2021-03-31 (7,980百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2022-03-31 (1,970百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2023-03-31 (1,433百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2024-03-31 (1,593百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資
  • 2025-03-31 (1,726百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本、インドネシア、海外その他の生産設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ