過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
デクセリアルズ株式会社及びその関連会社は、光学材料や電子材料の製造・販売を主要な事業としており、卓越した技術を用いてエレクトロニクスや自動車、フォトニクス分野に新しい高機能性材料やデバイスを提供し、人間社会と地球環境の豊かさと質の向上に貢献しています。
事業セグメント
- 光学材料部品事業: 光学フィルム、光学樹脂材料を製造・販売し、特に反射防止フィルムが主力製品で、コンシューマーエレクトロニクス及び自動車用ディスプレイパネルでの採用が進んでいます。
- 電子材料部品事業: 異方性導電膜、表面実装型ヒューズ、フォトニクス、接合関連材料を製造・販売し、特に異方性導電膜は業界で初めて開発・量産化され、高い技術と品質で世界市場において高いシェアを有しています。
セグメント別の業績は?
事業の特徴・強み
- 独自の技術を組み合わせ、顧客のニーズに応えた高機能性材料を提供し続けること。また、顧客の製造プロセスのスタンダード化を実現するためのプロセス特許の無償提供や製造設備の導入サポートを行っています。
今後の展開・方針
2024年5月に『Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。』をパーパスとして制定し、デジタルテクノロジーの進化に不可欠な技術・材料・ソリューションを提供することで、社会課題の解決に貢献することを目指しています。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
過去数年間にわたり、当社は主に生産能力の増強を目的として設備投資を継続的に行ってきました。光学材料部品や電子材料部品に関連する機械設備の取得を中心に、事業所の改修工事や情報システム関連の投資も行われています。特に2023年には大規模な投資が行われ、反射防止フィルム関連機械設備の取得が強化されました。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2016-03-31 (6,905百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 光学フィルム関連機械設備、タッチパネル関連機械設備、研究開発関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、栃木事業所設置に伴う不動産の取得 - 2017-03-31 (9,383百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 光学フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備、無機偏光板関連機械設備の取得、栃木事業所設置に伴う建屋の改修・改築工事 - 2018-03-31 (7,257百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 光学フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備、無機偏光板関連機械設備の取得、栃木事業所に係る改修工事 - 2019-03-31 (2,837百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、栃木事業所・鹿沼工場に係る改修工事 - 2020-03-31 (3,029百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、情報システム関連投資及び各事業所等の改修工事 - 2021-03-31 (3,832百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、情報システム関連投資及び各事業所等の改修工事 - 2022-03-31 (5,250百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、表面実装型ヒューズ関連機械設備の取得、情報システム関連投資及び各事業所等の改修工事 - 2023-03-31 (13,926百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、各事業所等の改修工事及び情報システム関連投資 - 2024-03-31 (7,482百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、鹿沼第2工場拡張に伴う用地取得及び各事業所等の改修工事 - 2025-03-31 (9,190百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 反射防止フィルム関連機械設備、異方性導電膜関連機械設備の取得、各事業所等の改修工事及び情報システム関連投資
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。