[5020] ENEOSホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は持株会社として、497社の子会社と154社の持分法適用会社を含む企業集団を形成し、主要な事業を展開しています。

事業セグメント

  • エネルギーセグメント: ENEOS株式会社の機能材、電気、再生可能エネルギーの3事業を分社化しました。
  • 金属事業: JX金属株式会社が東京証券取引所プライム市場に上場し、子会社から持分法適用会社に変更され、非継続事業へ分類されました。

事業の特徴・強み

  • 当社は多くの子会社と持分法適用会社を持ち、幅広い事業を展開しています。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、事業の再編を進めています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループはエネルギー、石油・天然ガス開発、金属、再生可能エネルギーなど多様なセグメントにおいて設備投資を行ってきました。特に製油所や製造所の設備工事、SSの新設・改造、再生可能エネルギー事業への投資を通じて生産能力と効率性の向上を図ってきました。これにより、持続可能な成長と環境対応を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (4,350億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製油所・製造所の設備更新、LNG基地の建設、SSの新設・改造、原油タンカーの建造、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山の開発、製錬所の設備更新、製造設備の更新
  • 2016-03-31 (3,303億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山・事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2019-03-31 (3,210億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山・事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2020-03-31 (3,044億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、再生可能エネルギー事業の設備投資、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山・事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2021-03-31 (2,749億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、再生可能エネルギー事業の設備投資、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山・事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2022-03-31 (2,724億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、再生可能エネルギー事業の設備投資、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山・事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2023-03-31 (3,568億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、再生可能エネルギー事業の設備投資、油田・ガス田の探鉱及び開発、銅鉱山・事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2024-03-31 (3,710億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、再生可能エネルギー事業の設備投資、油田・ガス田の探鉱及び開発、事業所・製錬所・工場の設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新
  • 2025-03-31 (3,460億円)
    目的: 設備工事
    詳細: 製油所・製造所の設備工事、SSの新設・改造、油田・ガス田の探鉱及び開発、エラストマー関連設備工事、新規電源設備工事、再生可能エネルギー電源設備工事、アスファルト合材工場の製造設備の更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ