[5162] 朝日ラバー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当企業集団は、株式会社朝日ラバーおよび子会社6社から構成され、工業用ゴム製品および医療・衛生用ゴム製品の製造・販売事業を行っています。

事業セグメント

  • 工業用ゴム事業: 車載用機器、電子・電気機器、産業機器、スポーツ用品等に使用されるゴム製品を製造・販売。国内およびアジア諸国、中国、欧米に向けて販売を行っています。
  • 医療・衛生用ゴム事業: 医療用ゴム製品及び衛生性、衝撃吸収性に優れた衛生用ゴム製品を製造・販売。国内およびアジア諸国に向けて販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 各事業における素材開発、新製品開発を行うことで、製品の品質向上と市場ニーズへの対応を強化しています。

今後の展開・方針

今後も各事業における素材開発、新製品開発を継続し、製品の品質向上と市場ニーズへの対応を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に工業用ゴム事業と医療・衛生用ゴム事業における生産設備の増強と省力化を目的とした設備投資が継続的に行われている。特に2017年には新規工場の新設が行われた。投資額は年によって変動しているが、全体として生産能力の強化に重点が置かれている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (4億4千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により4億1千4百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により2千8百万円
  • 2016-03-31 (5億1千9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により4億2千9百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により9千万円
  • 2017-03-31 (13億1千7百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 工業用ゴム事業に係る工場の新設8億円、工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により2億1千4百万円
  • 2018-03-31 (7億4千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により5億9千4百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により1億3千4百万円
  • 2019-03-31 (948百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により837百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により93百万円
  • 2020-03-31 (633百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により453百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により158百万円
  • 2021-03-31 (266百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により167百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により76百万円
  • 2022-03-31 (163百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により119百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により40百万円
  • 2023-03-31 (340百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により253百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により80百万円
  • 2024-03-31 (441百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により298百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により127百万円
  • 2025-03-31 (1,041百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工業用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により933百万円、医療・衛生用ゴム事業に係る生産設備増強、省力化投資等の実施により103百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ