[5199] 不二ラテックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、主にゴム製品及び精密機器等の製造・販売及びそれらに付帯する事業を行っています。

事業セグメント

  • 医療機器事業: 当社が医療機器等のゴム製品の製造・販売を行い、不二ライフ㈱が主に当社商品(コンドーム)の販売を行っています。
  • 精密機器事業: 当社が精密機器(主に緩衝器)の製造・販売を行い、FUJI LATEX SHANGHAI CO.,LTD.が主に緩衝器の輸出入及び中国国内での販売を行っています。
  • SP事業: 当社が風船及び販売促進用品等の販売を行っています。
  • 食品容器事業: 当社が食品容器等の製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

事業の特徴・強みの情報がありません。

今後の展開・方針

事業の系統図は次のとおりであります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、医療機器事業および精密機器事業を中心に生産設備の増強と研究開発機能の充実を目的とした設備投資を継続的に実施してきた。特に、栃木工場や新栃木工場における生産設備の増強が顕著であり、近年では食品容器事業にも注力している。全社共通でのソフトウエアや空調設備の投資も行われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (5億1千9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 栃木工場の改修やコンドーム生産のための自動機設備、緩衝器増産のための生産設備、ソフトウエアの導入
  • 2016-03-31 (7億2千7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンドーム生産のための自動機設備、新栃木工場の増築、緩衝器増産のための生産設備、本社建物の改修
  • 2017-03-31 (9億2千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンドーム生産のための自動機設備、新栃木工場の増築、緩衝器増産のための生産設備、本社建物の改修
  • 2018-03-31 (14億2千3百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 栃木千塚工場建設用地の購入、コンドーム生産のための自動機設備、緩衝器増産のための生産設備、本社建物の改修
  • 2019-03-31 (2,750百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 栃木千塚工場の新設、メディカル製品生産のための自動機、緩衝器増産のための生産設備、本社建物の改修
  • 2020-03-31 (337百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンドーム生産およびメディカル製品生産のための自動機設備、緩衝器の生産設備および生産管理や品質管理向上のための設備、栃木千塚工場の建物、本社建物の改修
  • 2021-03-31 (80百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンドーム生産およびメディカル製品生産のための自動機設備、緩衝器の生産設備および生産管理や品質管理向上のための設備、食品容器事業の生産設備の更新、複合機入替
  • 2022-03-31 (142百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンドームの生産設備、緩衝器の生産設備及び新栃木工場駐車場整備、ソフトウエアの導入
  • 2023-03-31 (79百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 栃木工場におけるコンドームの生産設備、新栃木工場における緩衝器の生産設備や生産管理のための設備、ソフトウエアの導入
  • 2024-03-31 (111百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 栃木工場におけるコンドームの生産設備、新栃木工場における緩衝器の生産設備や販売管理システム、真岡工場の設備、本社の空調設備
  • 2025-03-31 (223百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 栃木工場におけるリース契約の解約に伴うコンドームの生産設備の買取、新栃木工場における緩衝器の生産設備や空調設備、栃木千塚工場における食品容器の生産設備、本社の空調設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ