[5247] BTM の財務・株価分析レポート

BTMの2025年03月期の営業利益は91百万円、営業利益率は1.8%と前年比61百万円減、営業利益率は1.9%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは「日本の全世代を活性化する」というミッションのもと、地方に拠点を展開し、DX推進事業を行っています。主にITエンジニアリングサービスとDXソリューションサービスを提供しています。

事業セグメント

  • ITエンジニアリングサービス: 顧客企業のシステム開発案件において、エンジニア不足を補うために最適な人材を提供するサービス。幅広い業界や事業規模に対応し、契約形態も柔軟に対応しています。
  • DXソリューションサービス: 顧客企業のシステム開発案件において、人的リソースの提供に留まらず、開発成果を提供するサービス。主に自社エンジニアを活用し、柔軟な対応が可能です。

事業の特徴・強み

  • エンジニア情報及び案件情報の量が豊富で、マッチングの効率化や最適化が可能。外部協力企業とのネットワークを強化し、幅広い顧客ニーズに対応可能な体制を整えています。
  • ワンストップでの受注が可能で、WebアプリケーションからITインフラまで幅広く対応。上流工程から下流工程まで一気通貫で受託可能です。
  • 地方人材の活用に注力し、全国に支社やラボを開設。地方の外部協力企業のネットワークを活用し、人材調達能力を強化しています。

今後の展開・方針

今後も地方拠点を活用し、地方人材の活用を進めることで、DX推進事業を強化していきます。また、ITインフラ領域の強化を進め、長期的な成長を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループはDX推進事業を中心に設備投資を行っており、2025年度には本社移転に伴う内装工事に8,441千円を投資しました。重要な設備の除却や売却はありませんでした。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2025-03-31 (8,441千円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社移転に伴う内装工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図