[5250] プライム・ストラテジー の財務・株価分析レポート

プライム・ストラテジーの2024年11月期の営業利益は212百万円、営業利益率は24.7%と前年比75百万円減、営業利益率は8.0%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは「KUSANAGI Stack」とその開発元としての技術力を活用し、顧客のWordPress等のCMSやWebシステムに関わる課題を解決します。「KUSANAGI Stack」は超高速CMS実行環境「KUSANAGI」、Web表示高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology®」、戦略AI「ONIMARU® David」によって構成され、パブリッククラウド上で提供されます。

事業セグメント

  • KUSANAGI Stack事業: 「KUSANAGI Stack」は「KUSANAGI」、「WEXAL® Page Speed Technology®」、「ONIMARU® David」によって構成され、顧客のCMSやWebシステムを高速かつ安全に稼働させ、サーバダウンや表示速度低下を回避します。サービスは「KUSANAGIマネージドサービス」、「クラウドインテグレーションサービス」、「ライセンス販売」の3つがあります。

事業の特徴・強み

  • 「KUSANAGI」はWordPress等のCMSを高速かつ安全に動作させる実行環境であり、標準的な環境と比べて大幅な高速化を実現します。フリーミアムモデルを採用し、無償提供から有償サービスへ繋げる戦略をとっています。国内外の主要クラウド事業者と提携し、広範囲で利用可能です。
  • 「WEXAL® Page Speed Technology®」はWebページのリソースを最適化し、ネットワーク通信の高速化や通信量の削減を実現します。
  • 「ONIMARU® David」はWebシステムのページを解析し、高速化戦略を自動的に設定するAIソフトウェアです。

今後の展開・方針

「KUSANAGI Stack」を通じて、顧客のWeb運用に関わる課題を解決し続け、さらなる市場拡大を図ります。特に、無償版から有償サービスへの移行を促進し、国内外のクラウド事業者との提携を強化することで、より多くの地域での利用を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループはKUSANAGI Stack事業に集中しており、主にソフトウェア開発に対する設備投資を行っている。2023年度と2024年度において、重要な設備の除却や売却は行われていない。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2023-11-30 (4,192千円)
    目的: 新規事業
    詳細: KUSANAGI Stack事業におけるソフトウェアの開発
  • 2024-11-30 (2,947千円)
    目的: 新規事業
    詳細: KUSANAGI Stack事業におけるソフトウェアの開発

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ