過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、東海カーボン株式会社を中心に、連結子会社31社及び非連結子会社1社で構成され、多岐にわたるカーボン関連製品を提供しています。
事業セグメント
- カーボンブラック事業: ゴム製品用、黒色顔料用、導電用のカーボンブラックを製造・販売しています。国内では東海運輸㈱、海外ではTokai Carbon CB Ltd.などが関与しています。
- ファインカーボン事業: 特殊炭素製品、ソリッドSiC、SiCコートを提供し、国内外の多くの企業が関与しています。
- スメルティング&ライニング事業: アルミ電解用カソード、高炉用ブロック、炭素電極などを提供し、主に海外の企業が関与しています。
- 黒鉛電極事業: 電気製鋼炉用黒鉛電極を製造し、国内外で展開しています。
- 工業炉及び関連製品事業: 工業用電気炉、炭化けい素発熱体を提供し、国内外の企業が関与しています。
- その他事業: 摩擦材、リチウムイオン二次電池用負極材などを提供し、国内外の企業が関与しています。
事業の特徴・強み
- 多様なカーボン製品を提供し、国内外に広がる子会社ネットワークを持つことが強みです。
今後の展開・方針
当社は、2024年12月18日付でMWI, Inc.の株式の59.8%を取得し、KBR, Inc.及びMWI, Inc.を連結子会社として組み入れることで、事業の拡大を図ります。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
当社グループは、長期的に成長が期待できる製品分野に重点を置き、設備更新、生産能力増強、環境対応、新規事業を目的とした設備投資を行ってきました。特にカーボンブラック事業や黒鉛電極事業を中心に、環境対策や製造設備新設に注力しています。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2014-12-31 (68億3千万円)
目的: 生産能力増強
詳細: カーボンブラック事業におけるCancarb Limitedの取得に伴う排熱処理設備の取得、炭素・セラミックス事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2015-12-31 (53億1百万円)
目的: 設備更新
詳細: カーボンブラック事業における知多工場での設備更新、炭素・セラミックス事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2016-12-31 (60億1千3百万円)
目的: 設備更新
詳細: カーボンブラック事業における知多工場での設備更新、黒鉛電極事業、ファインカーボン事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2017-12-31 (42億8千2百万円)
目的: 設備更新
詳細: カーボンブラック事業における知多工場での設備更新、黒鉛電極事業、ファインカーボン事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2018-12-31 (117億9千4百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 黒鉛電極事業、カーボンブラック事業、ファインカーボン事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2019-12-31 (24,341百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 黒鉛電極事業、カーボンブラック事業、ファインカーボン事業、精錬ライニング事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2020-12-31 (28,873百万円)
目的: 環境対応
詳細: 環境対策投資を中心とした黒鉛電極事業、カーボンブラック事業、ファインカーボン事業、精錬ライニング事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2021-12-31 (30,347百万円)
目的: 環境対応
詳細: 環境対策投資を中心とした黒鉛電極事業、カーボンブラック事業、ファインカーボン事業、精錬ライニング事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2022-12-31 (48,150百万円)
目的: 環境対応
詳細: 環境対策投資を中心とした黒鉛電極事業、カーボンブラック事業、ファインカーボン事業、スメルティング&ライニング事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2023-12-31 (53,316百万円)
目的: 環境対応
詳細: 環境対策投資を中心とした黒鉛電極事業、カーボンブラック事業、ファインカーボン事業、スメルティング&ライニング事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業 - 2024-12-31 (56,715百万円)
目的: 新規事業
詳細: 製造設備新設投資を中心としたカーボンブラック事業、ファインカーボン事業、スメルティング&ライニング事業、黒鉛電極事業、工業炉及び関連製品事業、その他事業
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。