[5449] 大阪製鐵 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは鉄鋼業を営んでおり、鋼材及び鋼片並びに鉄鋼加工品の製造販売を行っています。

事業セグメント

  • 鉄鋼製造: 形鋼、棒鋼、平鋼等の鋼材及び鋼片並びに鉄鋼加工品の製造販売
  • 運送及び構内作業: 鋼材等の運送及び構内作業

事業の特徴・強み

  • 多様な鋼材製品の製造販売を行うことで、幅広いニーズに対応
  • 親会社や連結子会社との連携による効率的な事業運営

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略についての具体的な記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

この企業は、過去10年間にわたり、省エネルギー・省電力、効率化、安全防災、品質強化、設備更新、新規事業などを目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、大阪事業所や西日本熊本工場、堺工場、東京鋼鐵などの主要施設において、設備の更新や新技術の導入を通じて生産能力や品質の向上を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (68億円)
    目的: 効率化
    詳細: 大阪恩加島工場及び日本スチール㈱で加熱炉バーナーの効率化工事、西日本熊本工場で集塵機の更新・増強工事、堺工場で溝形鋼品質向上のためのユニバーサルスタンド導入、KOS社でクラカタウ社に近接する工業団地内の土地使用権取得
  • 2016-03-31 (41億円)
    目的: 省エネルギー・省電力
    詳細: 堺工場で取鍋予熱用高効率バーナー導入と工場照明のLED化、西日本熊本工場で電気炉排ガス分析装置設置、堺工場で変電所集約化工事
  • 2017-03-31 (138億円)
    目的: 省エネルギー・省電力
    詳細: KOS社の建設や設備取得、堺工場及び西日本熊本工場でフリッカ補償装置更新、西日本熊本工場で熊本地震により損傷を受けた電気炉用変圧器の更新
  • 2018-03-31 (81億円)
    目的: 安全防災
    詳細: 西日本熊本工場で熊本地震で損害を受けた加熱炉煙突の新設と排気ファン増設、東京鋼鐵で鋼片長尺化工事
  • 2019-03-31 (36億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 大阪事業所堺工場で製鋼集塵冷却塔の更新と圧延主機インバーター更新、西日本熊本工場で圧延工場建屋の耐震改修と形鋼段積設備の更新
  • 2020-03-31 (67億円)
    目的: 品質強化
    詳細: 大阪事業所で圧延ライン強化対策の設備設置、大阪事業所堺工場で圧延水冷装置の更新、日本スチール㈱で精整ラインの更新、大阪事業所堺工場で電気炉溶鋼攪拌能力向上設備、西日本熊本工場で多機能バーナー導入
  • 2021-03-31 (109億円)
    目的: 省エネルギー・省電力
    詳細: 大阪事業所で圧延ライン強化対策の設備設置、大阪事業所堺工場で電気炉溶鋼攪拌能力向上設備導入
  • 2022-03-31 (42億円)
    目的: 品質改善・操業安定化
    詳細: 大阪事業所賃借地の購入、西日本熊本工場でフリッカ補償装置の更新、大阪事業所堺工場で熱間プロフィルメーターの更新
  • 2023-03-31 (32億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 岸和田工場での圧延ライン延伸対策工事、東京鋼鐵(株)での圧延ミルモーター・減速機の更新
  • 2024-03-31 (31億円)
    目的: 効率化
    詳細: 東京鋼鐵㈱で排ガス分析装置の導入、大阪事業所堺工場で精整ラインプロコンの更新
  • 2025-03-31 (81億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 西日本熊本工場で第二製品倉庫の新設、大阪事業所堺工場で走間シャーの更新、省エネ・省CO2型電気炉設備の導入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ