[5527] property technologies の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは『リアル(住まい)×テクノロジー』を活用し、顧客のライフサイクルやニーズに合った住まい・サービスを提供しています。主力商品はリノベーション済中古区分所有マンションで、全国の主要都市で販売しています。また、新築戸建の請負や住宅リフォーム・リノベーション、不動産賃貸等のサービスも展開しています。

事業セグメント

  • 中古住宅再生: 株式会社ホームネットが全国15拠点で中古区分所有マンションを仕入れ、リノベーションを施した上で販売しています。主にファミリー実需向けの物件を扱い、都心高価格帯マンションの取扱いも開始しています。
  • 戸建住宅: 株式会社ファーストホームと株式会社サンコーホームが新築戸建住宅を扱っており、顧客要望に応じた注文住宅の請負建築を行っています。
  • プラットフォーム事業: AI査定や物件管理システムを活用し、不動産情報の授受を効率化するプラットフォームを提供しています。『KAITRY』ポータルサイトを通じて、一般顧客からの直接取引も行っています。

事業の特徴・強み

  • 全国に展開する拠点と仲介会社ネットワークを通じて幅広い不動産情報を取り扱い、AI査定や物件管理システムを活用して効率的な取引を実現しています。
  • 独自のAI査定機能により、迅速かつ正確な価格査定を提供し、取引を促進しています。

今後の展開・方針

プラットフォームを活用して取引ネットワークを介した売買と直接仕入(iBuyer)の2つの取引ルートを強化し、業務支援システムを有償サービスとして展開することで、ビジネスを拡大していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は主に販売能力の増強を目的とした設備投資を行ってきました。2022年には本社及び支店の増床や内装工事、土地購入、ソフトウエアへの投資を行い、2023年にはさらに本社及び支店の増床と土地購入に注力しました。2024年には連結子会社の内装工事を実施し、販売能力の強化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2022-11-30 (302,763千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社及び支店増床・内装工事に伴う附属設備等43,098千円、土地購入166,712千円、ソフトウエア15,173千円
  • 2023-11-30 (459,886千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社及び支店増床・内装工事に伴う附属設備等359,989千円、土地購入99,044千円
  • 2024-11-30 (83,067千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 連結子会社内装工事に伴う附属設備等30,914千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ