[5698] エンビプロ・ホールディングス の財務・株価分析レポート

エンビプロ・ホールディングスの2024年06月期の営業利益は1,409百万円、営業利益率は2.7%と前年比133百万円減、営業利益率は0.4%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは純粋持株会社制を導入し、資源循環事業、グローバルトレーディング事業、リチウムイオン電池リサイクル事業などを展開しています。

事業セグメント

  • 資源循環事業: 工場や解体物件等から排出される金属スクラップ及び産業廃棄物を収集運搬し、中間処理工場で処理し、リサイクル資源を生産し販売。
  • グローバルトレーディング事業: リサイクル資源を集荷し、国内外への販売を行い、輸出入業者向けに物流代行サービスを提供。
  • リチウムイオン電池リサイクル事業: 電池工場等から排出される工程廃材や使用済み電池を処理し、希少金属の濃縮滓を生産し販売。
  • 障がい福祉サービス事業: 障がいのある方に対して就職に向けた技能、知識の習得や適切な仕事の提供を行う。
  • 環境経営コンサルティング事業: 大手企業の環境経営やESG投資対応をアドバイス。

事業の特徴・強み

  • 国内外におけるリサイクル資源の生産・販売ネットワークを持ち、輸出入に係る物流代行サービスを提供。
  • リチウムイオン電池リサイクルにおける希少金属の濃縮滓の生産技術を有する。

今後の展開・方針

2024年7月1日付で連結子会社の吸収合併を実施し、事業の効率化と拡大を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、企業は主に生産能力の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきた。特に資源循環事業においては、シュレッダー設備や選別設備の導入・更新を通じて効率化を図り、また、リチウムイオン電池リサイクル事業の拡充にも注力している。2023年度には過去最大の投資額を記録し、富士工場や茨城工場の設備強化を進めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-06-30 (727百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社エコネコルの固形燃料製造設備、重機、株式会社クロダリサイクルの選別設備、ダスト再資源化設備、株式会社E3の小宮太陽光発電所設備
  • 2016-06-30 (855百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社クロダリサイクルのダスト再資源化設備新設、株式会社E3の小宮太陽光発電所新設、株式会社しんえこの賃貸用建物新設、株式会社3WMの飛島ヤード設置
  • 2017-06-30 (469百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社クロダリサイクルの高磁力選別設備、リープヘル重機、光学式選別設備、株式会社エコネコルの直江津油圧ショベル
  • 2018-06-30 (1,035百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社プラ2プラのプラスチック製造設備、株式会社エコネコルのシュレッダー選別設備、株式会社東洋ゴムチップの特高受変電設備
  • 2019-06-30 (1,416百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社エコネコルの金銀滓回収用選別設備、株式会社しんえこのプラザあづみ野工場、小宮太陽光発電所
  • 2020-06-30 (1,519百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社VOLTAのリチウムイオン二次電池等リサイクル設備、株式会社エコネコルのシュレッダー本体入替設備、株式会社クロダリサイクルの産廃木くず処理設備
  • 2021-06-30 (650百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社エコネコルの金銀滓用素材カラー識別選別設備、油圧ショベル重機、株式会社しんえこのシュレッダー定置ローダー設備
  • 2022-06-30 (1,610百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社エコネコルの大型シュレッダー流体継手ユニット、富士工場建屋及び機械設備等、竪型ミル破砕機、株式会社東洋ゴムチップのタイヤ破砕機、株式会社クロダリサイクルのミックスメタル選別ライン改修、金銀滓高度選別設備
  • 2023-06-30 (4,648百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社エコネコルの富士工場建屋及び機械設備等、プレシュレッダー、株式会社クロダリサイクルの金銀滓回収設備等、茨城工場土地建屋等
  • 2024-06-30 (1,673百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社エコネコルの富士工場湿式比重選別機、株式会社東洋ゴムチップの分離破砕機、株式会社しんえこのプレシュレッダー、株式会社VOLTAの茨城工場機械設備等

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ