[5802] 住友電気工業 の財務・株価分析レポート

住友電気工業の2025年03月期の営業利益は320,663百万円、営業利益率は6.9%と前年比94,045百万円増、営業利益率は1.7%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、環境エネルギー、情報通信、自動車、エレクトロニクス、産業素材の5部門にわたり、製品の開発、製造、販売、サービスを展開しています。

事業セグメント

  • 環境エネルギー関連事業: 導電製品、送配電用電線・ケーブル・機器、巻線、空気ばね、受変電設備・制御システムなどの電力機器、ビーム・真空応用装置、電気・電力工事及びエンジニアリング、金属多孔体、電子部品金属材料を扱う。
  • 情報通信関連事業: 光ファイバ・ケーブル、通信用ケーブル・機器、光融着接続機、光データリンク・無線通信用デバイス、化合物半導体、アクセス系ネットワーク機器を扱う。
  • 自動車関連事業: ワイヤーハーネス、防振ゴム・自動車用ホース、自動車電装部品、交通制御などのネットワーク・システム製品を扱う。
  • エレクトロニクス関連事業: 電子ワイヤー、電子線照射製品、フレキシブルプリント回路、ふっ素樹脂製品、鋲螺、金属部品、化成品を扱う。
  • 産業素材関連事業他: PC鋼材、精密ばね用鋼線、スチールコード、超硬工具、ダイヤ・CBN工具、レーザ用光学部品、焼結部品、半導体放熱基板を扱う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野にわたる製品開発、製造、販売、サービスの展開。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記載がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、主に効率化・合理化を目的とした投資を継続的に行っており、自動車関連、情報通信、エレクトロニクス、環境エネルギー、産業素材の各事業分野で増産及び合理化を推進しています。特に自動車関連事業における投資が顕著であり、全体の設備投資額も年々増加傾向にあります。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (148,213百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光ファイバ・ケーブル、光・電子デバイス製品の増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業で電子ワイヤー、フレキシブルプリント回路の増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で導電製品、巻線の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2016-03-31 (167,282百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で送配電用電線・ケーブル、導電製品の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2017-03-31 (183,693百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で送配電用電線・ケーブル、電力機器の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2018-03-31 (171,110百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光ファイバ・ケーブル、光・電子デバイス製品の増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で送配電用電線・ケーブル、巻線の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2019-03-31 (190,314百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で電力機器、巻線の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2020-03-31 (208,834百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業で電子ワイヤー、フレキシブルプリント回路の増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で巻線、電力機器の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2021-03-31 (172,246百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で巻線、送配電用電線・ケーブル・機器の増産及び合理化、産業素材関連事業で焼結部品、超硬工具の増産及び合理化
  • 2022-03-31 (189,719百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で巻線、送配電用電線・ケーブル・機器の増産及び合理化、産業素材関連事業で焼結部品、超硬工具の増産及び合理化
  • 2023-03-31 (208,278百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、情報通信関連事業で光ファイバ・ケーブル、光・電子デバイス製品の増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、環境エネルギー関連事業で受変電設備・制御システムなどの電力機器、巻線の増産及び合理化、産業素材関連事業で焼結部品、超硬工具の増産及び合理化
  • 2024-03-31 (193,803百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 環境エネルギー関連事業で送配電用電線・ケーブル・機器、受変電設備・制御システムなどの電力機器の増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業でフレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化
  • 2025-03-31 (243,273百万円)
    目的: 効率化・合理化
    詳細: 環境エネルギー関連事業で送配電用電線・ケーブル・機器、受変電設備・制御システムなどの電力機器の増産及び合理化、情報通信関連事業で光・電子デバイス製品、光ファイバ・ケーブルの増産及び合理化、自動車関連事業でワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化、エレクトロニクス関連事業で電子ワイヤー、フレキシブルプリント回路の増産及び合理化、産業素材関連事業で超硬工具、焼結部品の増産及び合理化

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ