[5949] ユニプレス の財務・株価分析レポート

ユニプレスの2025年03月期の営業利益は12,198百万円、営業利益率は3.7%と前年比1,271百万円増、営業利益率は0.4%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、自動車のプレス加工部品の製造販売を主な事業内容としており、当社、子会社24社及び関連会社10社で構成されています。

事業セグメント

  • 車体プレス部品事業: 国内外で車体プレス部品の製造販売を行い、国内では製造工程の一部または全部を子会社や関連会社に加工委託し、海外では子会社が一部当社より部品の供給を受けて製造販売を行っています。
  • 精密部品事業: 国内外で精密部品の製造販売を行い、国内では製造工程の一部または全部を子会社に加工委託し、海外では子会社が一部当社より部品の供給を受けて製造販売を行っています。
  • 樹脂部品事業: 国内で樹脂部品の製造販売を行い、製造工程の一部または全部を子会社に加工委託しています。
  • その他事業: 子会社が工場プラントの設計建設、保険代理業務、製品等の輸送を行い、地域の関係会社を統括しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、国内外における広範なネットワークを活用し、効率的な製造販売体制を構築しています。

今後の展開・方針

当社は2024年4月1日をもって㈱ユニプレス技術研究所を吸収合併し、技術開発業務を当社に引き継ぎます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新を主な目的として、継続的に設備投資を行ってきました。投資規模は年々変動しており、特に2020年には390億円と最大の投資を実行しました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (273億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2016-03-31 (184億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2017-03-31 (200億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2018-03-31 (231億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2019-03-31 (312億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2020-03-31 (390億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2021-03-31 (307億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2022-03-31 (188億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2023-03-31 (101億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2024-03-31 (102億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新
  • 2025-03-31 (131億円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内外のモデルチェンジに対応するための自動車用部品の生産用設備の更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ