[5955] ワイズホールディングス の財務・株価分析レポート

ワイズホールディングスの2025年03月期の営業利益は446百万円、営業利益率は3.8%と前年比127百万円増、営業利益率は1.2%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ねじ及び電子部品の製造・販売、化成品部品の販売並びに不動産事業を主な事業として取り組んでいます。

事業セグメント

  • 金属製品事業: ㈱ヤマシナ、㈱LADVIK、㈱山添製作所、YAMASHINA BANGKOK FASTENING Co.,LTD.が自動車、産業機器、精密機器及び建材等のねじの製造、販売及び加工を行い、中国山科サービス㈱が締結部品、プレス品、切削品、樹脂成形品、ASSY品の販売及びサプライを行っています。
  • 電子部品事業: 三陽工業㈱、三陽工業有限公司が産業機器用、通信用、輸送用及び音響機器用等の電線・ケーブルの製造及び販売並びに各種ケーブルの端末加工を行い、ヤマヤエレクトロニクス㈱が半導体・電子部品各種製品の仕入販売を行っています。
  • 不動産事業: ㈱ワイズホールディングスが所有不動産の賃貸業を行っています。
  • 化成品事業: ㈱LADVIKが樹脂製造品・合成ゴム・不織布等を中心に、自動車・建築機械・家電・コンシューマ・メディカルなどのあらゆる業界への化成品の販売を行っています。
  • 太陽光発電事業: ㈱ワイズホールディングスが太陽光発電による売電事業を行っています。
  • その他の事業: ㈱ワイズホールディングスが株式を保有する会社の事業活動に対する支配又は管理及びワイズホールディングスグループ運営に関する事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な業界に対応した製品とサービスの提供能力

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と拡大を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、企業は生産能力の増強と品質の維持・向上を目的に、継続的に設備投資を行ってきました。各年度において、金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、化成品事業、電子部品事業、その他の事業に対する投資が行われ、特に2019年度には大規模な投資が実施されました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (355,782千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、その他の事業における設備投資
  • 2016-03-31 (298,001千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、その他の事業における設備投資
  • 2017-03-31 (367,656千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、その他の事業における設備投資
  • 2018-03-31 (380,204千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、その他の事業における設備投資
  • 2019-03-31 (1,345,654千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、その他の事業における設備投資
  • 2020-03-31 (364,407千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、その他の事業における設備投資
  • 2021-03-31 (189,148千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、化成品事業、その他の事業における設備投資
  • 2022-03-31 (353,617千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、化成品事業における設備投資
  • 2023-03-31 (853,818千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電線・ケーブル事業、不動産事業、化成品事業、その他の事業における設備投資
  • 2024-03-31 (894,628千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電子部品事業、不動産事業、化成品事業、その他の事業における設備投資
  • 2025-03-31 (391,099千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 金属製品事業、電子部品事業、不動産事業、化成品事業、その他の事業における設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ