[5966] 京都機械工具 の財務・株価分析レポート

京都機械工具の2024年03月期の営業利益は910百万円、営業利益率は10.8%と前年比117百万円増、営業利益率は1.4%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、工具の製造販売を主な事業とし、ファシリティマネジメント事業も行っています。

事業セグメント

  • 工具事業: 自動車整備用工具、医療用工具及び関連機器、電設関連工具、その他一般作業工具及びこれらに関連する機器の製造販売を行っています。また、ロストワックス製法による工具及び精密工作機械部品・産業用機械部品などの製造販売も行っています。
  • ファシリティマネジメント事業: 不動産の賃貸、業務用不動産の運営等を行い、太陽光発電による電気の販売も含まれます。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な工具の製造販売に加え、精密鋳造技術を活用した製品の提供が可能です。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、主に工具事業部門を中心に設備投資を行い、工具製品・部品の低コスト化と省エネルギー化を推進してきた。各年度の設備投資は自己資金で賄われ、新たな借入れや社債発行は行われていない。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (4億77百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品、部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に1億61百万円、機械装置に1億72百万円、工具、器具及び備品等に93百万円の設備投資。
  • 2016-03-31 (6億56百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進とファシリティマネジメント事業部門での太陽光発電設備の新設。建物に1億60百万円、機械装置に3億79百万円、工具、器具及び備品等に86百万円の設備投資。
  • 2017-03-31 (3億72百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に1億32百万円、機械装置に1億78百万円、工具、器具及び備品等に54百万円の設備投資。
  • 2018-03-31 (3億36百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に1億68百万円、機械装置に56百万円、工具、器具及び備品等に95百万円の設備投資。
  • 2019-03-31 (357百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に66百万円、機械装置に158百万円、工具、器具及び備品等に105百万円の設備投資。
  • 2020-03-31 (288百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に12百万円、機械装置に185百万円、工具、器具及び備品等に75百万円の設備投資。
  • 2021-03-31 (107百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に23百万円、機械装置に37百万円、工具、器具及び備品等に33百万円の設備投資。
  • 2022-03-31 (343百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に174百万円、機械装置に72百万円、工具、器具及び備品等に89百万円の設備投資。
  • 2023-03-31 (192百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に17百万円、機械装置に79百万円、工具、器具及び備品等に77百万円の設備投資。
  • 2024-03-31 (559百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具事業部門での工具製品・部品の低コスト化、省エネルギー化の推進。建物に14百万円、機械装置に414百万円、工具、器具及び備品等に120百万円の設備投資。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ