[5973] トーアミ の財務・株価分析レポート

トーアミの2025年03月期の営業利益は-111百万円、営業利益率は-0.6%と前年比435百万円減、営業利益率は2.5%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社トーアミを中心に、子会社4社と持分法適用関連会社1社で構成され、土木建築用資材事業と土木・建築工事事業の2つの報告セグメントを展開しています。

事業セグメント

  • 土木建築用資材事業: 棒線加工品(溶接金網及び鉄筋加工品)、コンクリート二次製品用溶接金網、メッシュフェンス等を製造・販売。国内では当社及び住倉鋼材株式会社、FDテクノ株式会社が担当し、海外ではSMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYがベトナムで製造・販売。
  • 土木・建築工事事業: 型枠大工工事、コンクリート工事、造成工事、駐車場整備工事、河川護岸工事、外構工事等を国内で株式会社渡部建設及び株式会社中條工務店が担当。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外での製造・販売ネットワークを持ち、幅広い土木建築用資材と工事サービスを提供。

今後の展開・方針

今後の展開・戦略についての具体的な記述はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に製造設備の更新と改良を中心に設備投資を行ってきた。2023年度には愛知県岡崎市に新工場を建設するなど、新規事業にも着手している。2024年度以降は溶接金網機の取得を通じて設備更新を継続している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (2億8百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2016-03-31 (39百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2017-03-31 (70百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2018-03-31 (3億30百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2019-03-31 (312百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2020-03-31 (251百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2021-03-31 (184百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2022-03-31 (613百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 製造設備の更新、改良
  • 2023-03-31 (1,031百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 愛知県岡崎市における新工場建設工事
  • 2024-03-31 (400百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 溶接金網機の取得
  • 2025-03-31 (772百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 溶接金網機の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ