[6072] 地盤ネットホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、地盤事業とBIM Solution事業を展開しており、工務店等の建設業者に対して地盤調査や解析、建築図面の作成支援を行っています。

事業セグメント

  • 地盤事業: 工務店等からの依頼に基づき、住宅の地盤調査データを解析し、適正な住宅基礎仕様を判定する地盤解析サービスや、地盤調査サービス、部分転圧工事サービスを提供しています。地盤事故が発生した場合には、損害賠償を行う体制を整えています。
  • BIM Solution事業: 建設事業者が必要とする建築図面の作成業務を支援し、業務効率化とコスト削減を図ります。建築ビジュアライゼーションサービス、BIMモデリングサービス、BCPOサービスを提供しています。

事業の特徴・強み

  • 地盤事業においては、地盤解析判定書や地盤品質証明書を提供し、損害賠償体制を整備することで信頼性を高めています。
  • BIM Solution事業では、BIMやCADを活用した高度な作図支援により、建設事業者の業務効率化とコスト削減に貢献しています。

今後の展開・方針

今後も地盤事業とBIM Solution事業を通じて、建設業界のニーズに応えるサービスを提供し、業務効率化とコスト削減を支援することで、さらなる成長を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、主に業務効率化を目的としたシステム導入や改修、新規事業に関連する事務所開設や事業譲受に伴う投資が中心となっています。近年は特に基幹システムの改修に重点を置いており、効率化を図るための投資が継続的に行われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (59,400千円)
    目的: 効率化
    詳細: 営業管理及び業務管理の効率化を目的とした業務管理システムの導入
  • 2016-03-31 (41,606千円)
    目的: 効率化
    詳細: 営業管理及び業務管理の効率化を目的とした業務管理システムの導入
  • 2017-03-31 (13,722千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 事務所開設による設備投資
  • 2017-03-31 (42,186千円)
    目的: 効率化
    詳細: 地盤データ利用を目的としたシステム導入
  • 2018-03-31 (5,189千円)
    目的: 効率化
    詳細: 電話機器の購入
  • 2018-03-31 (22,977千円)
    目的: 効率化
    詳細: 地盤データ利用を目的としたシステム導入
  • 2019-03-31 (18,502千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 事業譲受に伴う設備投資
  • 2019-03-31 (8,186千円)
    目的: 効率化
    詳細: 地盤データ利用を目的としたシステム改修
  • 2020-03-31 (7,359千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 事務所移転に伴う設備投資
  • 2020-03-31 (16,800千円)
    目的: 効率化
    詳細: 営業活用を目的とした商品から固定資産への振替
  • 2021-03-31 (6,089千円)
    目的: 効率化
    詳細: テレワーク体制の強化並びに業務効率化を目的としたUTM装置、ノートパソコン及びサーバーの購入
  • 2022-03-31 (22,887千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム改修
  • 2023-03-31 (18,277千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム改修
  • 2024-03-31 (16,567千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム改修
  • 2025-03-31 (7,393千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム改修

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ