[6144] 西部電機 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、連結子会社3社及び持分法適用関連会社1社で構成され、搬送機械事業、産業機械事業、精密機械事業の製造販売、アフターサービス活動及びその他の事業における機械機器部品・立体駐車装置の販売、営繕工事を主な事業内容としています。

事業セグメント

  • 搬送機械事業: 当社が製造販売し、連結子会社西電興産㈱が販売を行い、原材料の一部を西電興産㈱から仕入れ、連結子会社西部ペイント㈱が塗装を行っています。主要株主㈱安川電機には設備として納入しています。
  • 産業機械事業: 当社が製造販売し、連結子会社西電興産㈱が販売を行い、原材料の一部を西電興産㈱から仕入れ、連結子会社西部ペイント㈱が塗装を行っています。
  • 精密機械事業: 当社と連結子会社㈱西部ハイテックが製造販売し、連結子会社西電興産㈱及び持分法適用関連会社Seibu America Corporationが販売を行い、原材料の一部を西電興産㈱から仕入れ、連結子会社西部ペイント㈱が塗装を行っています。主要株主㈱安川電機に設備として納入しています。
  • その他の事業: 機械機器部品・立体駐車装置の販売、営繕工事を連結子会社西電興産㈱が主として行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 各事業において製造販売からアフターサービスまで一貫した体制を持ち、主要株主との関係を活かした設備納入を行っています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、省力・合理化装置を中心に設備投資を行い、生産能力の増強と効率化を図ってきました。特に、多目的工場や精密工場の新設、先進的な機械設備の導入を通じて、競争力の強化を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (2億1千2百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 省力・合理化装置の導入、バケット倉庫、形状解析レーザ顕微鏡、ワイヤ放電加工機、立形マシニングセンタ、クレーン及びラック一式
  • 2016-03-31 (15億3千9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 多目的工場建設、多目的工場関連設備機械、五面加工機、超精密平面研削盤
  • 2017-03-31 (3億3千5百万円)
    目的: 効率化
    詳細: BRM耐久試験機、ワイヤ放電加工機、横形マシニングセンタ、治具室、小型平面研削盤
  • 2018-03-31 (3億9千万円)
    目的: 効率化
    詳細: 金型、ワイヤ放電加工機、NC旋盤、横形マシニングセンタ
  • 2019-03-31 (1,186百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 新工場建設、NC旋盤、金型、横形マシニングセンタ、平面研削盤、ERPサーバ、自動立体倉庫、危険物倉庫建設
  • 2020-03-31 (529百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 金型、工場天井クレーン、サンプル加工機、横形マシニングセンタ、NC旋盤、研削盤
  • 2021-03-31 (600百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 自動倉庫、金型、高精度CNC三次元測定機、新型高精度真円度測定機、NC旋盤、立型マシニングセンタ
  • 2022-03-31 (905百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 自動倉庫新設、金型、複合NC旋盤、NC平面研削盤、NCホブ盤、立型マシニングセンタ
  • 2023-03-31 (3,057百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 試験棟新設、金型、精密工場兼事務所棟新設、横型マシニングセンタ、複合NC旋盤、ERPシステム
  • 2024-03-31 (2,931百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 試験棟新設、精密工場兼事務所棟新設、門型平面研削盤、ERPシステム、横型マシニングセンタ
  • 2025-03-31 (2,066百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 多目的第2工場改修工事、精密工場兼事務所棟新設、横型マシニングセンタ

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ