[6157] 日進工具 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、マシニングセンタに取り付けて金属等の加工を行う切削工具「エンドミル」の製造・販売を中心に事業を行っております。

事業セグメント

  • エンドミル関連: 超硬小径エンドミルを中心とした切削工具の製造販売にかかる事業であり、製品のサイズ等により、エンドミル(6mm以下)、エンドミル(6mm超)、エンドミル(その他)に区分しております。
  • その他: 工具ケースを中心としたプラスチック成形品の製造販売にかかる事業等であります。

事業の特徴・強み

  • エンドミルの中でも超硬素材でかつ小径(刃径6mm以下)サイズの製品に注力しており、取扱高(金額ベース)の約8割を占めております。

今後の展開・方針

製品の製造様式、製品の市場及び顧客を系統的に区分した製品部門別に戦略を構築し、事業活動を展開しております。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、当社グループは主に生産体制の合理化と機械更新を中心に設備投資を行ってきました。2019年から2020年にかけては、生産能力の増強を目的とした新開発センターや子会社工場の建設も行われました。全体として、合理化と生産能力の増強に重点を置いた戦略的な設備投資が行われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (612百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2016-03-31 (1,295百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2017-03-31 (774百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2018-03-31 (663百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2019-03-31 (1,268百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 継続的な生産設備の拡充及び新開発センター着工による着手金の支払を中心に設備投資を実施
  • 2020-03-31 (1,755百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 継続的な生産設備の拡充、新開発センター及び子会社工場の建設を中心に設備投資を実施
  • 2021-03-31 (462百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2022-03-31 (659百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2023-03-31 (686百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2024-03-31 (563百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施
  • 2025-03-31 (111百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 生産体制の合理化及び機械更新を中心に設備投資を実施

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ