[6171] 土木管理総合試験所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、土木建設工事に係る試験総合サービス事業、地盤補強サービス事業、ソフトウェア開発販売事業及びその他事業を展開しています。

事業セグメント

  • 試験総合サービス事業: 土木建設工事において必要な土質・地質調査試験、非破壊調査試験、環境調査試験を一括受注できるワンストップサービスを提供。
  • 地盤補強サービス事業: 建設予定地の地盤調査及び補強工事を行い、不同沈下を防ぐための地盤補強・改良を提案。
  • ソフトウェア開発販売事業: 株式会社アイ・エス・ピー及び株式会社アドバンスドナレッジ研究所によるソフトウェアの開発販売。3次元空間設計システム「LandForms」や流体・温熱環境シミュレーションソフト「FlowDesigner」を提供。
  • その他事業: 自社開発した試験機器の販売を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 土木建設工事における多種多様な調査・試験をワンストップで提供し、フィールド&サポート型のコンサルティング営業で顧客の課題解決を支援。
  • 高速移動型非接触3Dレーダ探査車両を用いた効率的な物理探査業務を実施し、AIと独自アルゴリズムで高速解析を実現。
  • ノンパラメトリック逆解析機能を持つ「FlowDesigner」による熱流体解析の技術革新を推進。

今後の展開・方針

今後も技術革新を進め、試験総合サービスの充実、ソフトウェアの市場環境への対応を強化し、顧客ニーズに応えるサービスを提供する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

2015年から2024年にかけて、当社は生産能力の増強や新規事業の展開を目的として、試験センターの建設や試験機器の購入、ジオロボティクス研究所の建設などに積極的な設備投資を行ってきました。これにより、試験総合サービス事業の拡大を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-12-31 (145,844千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 試験総合サービス事業における試験機等の設備投資
  • 2016-12-31 (264百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 西日本試験センターの建設、試験機器の購入、その他リース資産
  • 2018-12-31 (730百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東日本試験センターの新築
  • 2019-12-31 (439百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 試験機器類
  • 2020-12-31 (115百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 試験機器類
  • 2021-12-31 (654百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ジオロボティクス研究所(北海道苫小牧市)の建設費等
  • 2022-12-31 (112百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 試験機器の購入
  • 2023-12-31 (115百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 試験機器の購入
  • 2024-12-31 (340百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 土地、建物の取得、試験機器の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ