[6197] ソラスト の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

株式会社ソラスト及びその関係会社は、医療事業、介護事業、こども事業を中心に事業を展開しています。

事業セグメント

  • 医療事業: 全国の約1,300の医療機関を対象に、医療事務関連業務、医事周辺業務、病院経営支援業務を業務受託及び人材派遣によって行っています。2024年4月1日より経営管理区分を変更し、医療関連受託事業を医療事業に名称変更しました。
  • 介護事業: 関東圏・中京圏・関西圏で通所介護や訪問介護を核に、認知症対応型共同生活介護、居宅介護支援、短期入所生活介護、特定施設入居者生活介護、都市型軽費老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等の多様な介護サービスを提供しています。
  • こども事業: 認可保育所を中心に、認証保育所、小規模保育所、病後児保育室等の保育サービスを提供しています。
  • その他: クリニックを中心とした全国の医療機関を対象に、診療報酬請求業務を遠隔で提供するスマートホスピタル事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 医療事業において、全国の医療機関を対象にした幅広いサービス提供と、経営管理区分の変更による事業の再編成が強みです。
  • 介護事業では、多様な介護サービスの提供により、地域に密着したサービス展開が可能です。
  • こども事業において、認可保育所を中心とした保育サービスの提供により、地域社会に貢献しています。

今後の展開・方針

2024年度からの経営管理区分の変更に伴い、医療事業の再編成を行い、教育事業を医療事業に含めることで、より一層のサービス拡充を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは生産性向上や新規事業の展開、環境対応を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、認可保育所の開設やシステムの刷新を通じて効率化を図り、近年では省エネルギー設備の導入など環境への配慮も進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2016-03-31 (65百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 当連結会計年度中において実施した設備投資の総額は65百万円であり、重要な設備の除却、売却等はありません。
  • 2017-03-31 (269百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 次世代採用システム、BCP(事業継続計画)対応システム及び患者情報自動登録システムの構築等。
  • 2018-03-31 (571百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 認証保育所3施設を認可保育所に移行するための移設・改修、認可保育所の拡張、次世代採用システムの構築等。
  • 2019-03-31 (832百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 認可保育所2施設の開設、認証保育所3施設を認可保育所に移行するための移設・改修等。
  • 2020-03-31 (1,359百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 認証保育所2施設を認可保育所に移行するための移設・改修、認可保育所1施設の開設、全社の生産性向上を目的とした会計システムの刷新や新たな人事システムの導入等。
  • 2021-03-31 (1,114百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 認可保育所2施設の開設、認証保育所1施設を認可保育所に移行するための移設・改修、全社の生産性向上を目的とした新たな給与・勤怠システムの導入や会計システムの刷新等。
  • 2022-03-31 (983百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 全社の生産性向上を目的とした給与・勤怠・販売管理システム等の導入。
  • 2023-03-31 (1,176百万円)
    目的: 環境対応
    詳細: 環境に配慮した省エネルギー設備の導入や認可保育所2施設の開設等。
  • 2024-03-31 (1,552百万円)
    目的: 環境対応
    詳細: 環境に配慮した省エネルギー設備の導入、医療関連受託事業における次世代オペレーションの構築に向けた顧客管理システムの導入等。
  • 2025-03-31 (864百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 医療事業における次世代オペレーションへの移行に伴う追加投資等。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ