[6200] インソース の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、新人研修、管理職研修等の階層別研修や、プレゼンテーション研修、IT研修等のスキル別研修、並びにそれらに関連する社会人向け教育サービス及びITサービスの提供を主たる事業としております。主要顧客は、民間企業を中心とする民間セクターと、官公庁や地方自治体及びその関連団体等の公的セクターに分けることができます。

事業セグメント

  • 講師派遣型研修事業: 顧客から受託した階層別研修やスキル別研修に、講師を派遣して研修を実施するサービス。法人単位で発注を受け、研修回数に応じて費用を請求。対面型とオンライン型の選択が可能。
  • 公開講座事業: 階層別研修、スキル別研修プログラムを公募型セミナーとしてWEBサイト上で募集し、個人または企業単位で申し込みを受け付けるサービス。来場型研修とオンライン研修がある。
  • ITサービス事業: 人事業務、研修運営の効率化を支援するLMS・人事サポートシステム「Leaf」やHRテックサービスをASP形式で提供。地方公共団体向けの教育プラットフォームシステム「Leaf LGWAN Learning」も展開。
  • その他事業: オンラインセミナー事務代行、アセスメントサービス、動画教育コンテンツの提供。連結子会社によるeラーニング、映像制作、ワークショップ、コンサルティング、人材紹介、Webマーケティング、研修運営代行などのサービス。

事業の特徴・強み

  • 当社独自で開発した研修プログラムを提供し、実務経験者を講師として採用。地方公共団体向けの教育プラットフォームシステム「Leaf LGWAN Learning」は、日本唯一のサービスとして強固なセキュリティが評価されている。

今後の展開・方針

人事領域の課題を中心に教育体系の見直し・構築、次世代経営幹部育成、エンゲージメント向上など人材と組織開発に関するソリューションを提供し、実施、定着を一気通貫で提供。新たに設立した子会社を通じて、研修のコンテンツ、WEBページ、動画の制作を通じて顧客の課題解決を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は主にソフトウエアの開発を通じた効率化と、土地・建物の取得を通じた設備更新に注力してきました。特に2020年以降は、土地・建物の取得に大規模な投資を行い、設備更新を推進しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2016-09-30 (133,168千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウエアの開発
  • 2017-09-30 (48,202千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウエアの開発
  • 2018-09-30 (76,831千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウエアの開発
  • 2019-09-30 (62,214千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウエアの開発
  • 2020-09-30 (582,060千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 土地・建物の取得
  • 2021-09-30 (1,540,710千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 土地・建物の取得
  • 2022-09-30 (695,583千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 建物の取得
  • 2023-09-30 (1,576,413千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 土地の取得
  • 2024-09-30 (307,924千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 土地の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ