[6217] 津田駒工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、繊維機械及び工作用機器の製造、販売を主な事業内容としている。

事業セグメント

  • 繊維機械事業: 繊維機械等の製造販売を行い、電装部品の一部を共和電機工業㈱に委託している。津田駒機械設備(上海)有限公司及びTSUDAKOMA SERVICE INDIA PRIVATE LIMITEDはアフターサービスを提供し、津田駒機械製造(常熟)有限公司はウォータジェットルームの一部機種を中国で製造・販売している。TSUDAKOMA Europe s.r.l.は製品、部品の販売とアフターサービスを行っている。準備機械は㈱T-Tech JapanにOEM供給し、両社で販売している。
  • 工作機械関連事業: 工作用機器の製造販売を行い、一部製品の製造を共和電機工業㈱に委託している。ツダコマテクノサポート㈱は製品の修理、アフターサービスを提供している。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 広範なアフターサービスネットワークとOEM供給による製品展開。

今後の展開・方針

具体的な今後の展開・戦略についての記載はない。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、当社は主に生産能力増強を目的として設備投資を行ってきました。毎年、繊維機械事業と工作機械関連事業に多額の投資を行い、自己資金を用いてこれらのプロジェクトを推進しました。投資規模は年ごとに変動し、特に2019年には最大の投資額を記録しました。全体として、当社は生産設備の強化と既存設備の更新に注力してきました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-11-30 (828百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業560百万円、工作機械関連事業268百万円
  • 2015-11-30 (529百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業412百万円、工作機械関連事業116百万円
  • 2016-11-30 (920百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業778百万円、工作機械関連事業142百万円
  • 2017-11-30 (1,224百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業827百万円、工作機械関連事業397百万円
  • 2018-11-30 (924百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業639百万円、工作機械関連事業284百万円
  • 2019-11-30 (1,660百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業1,058百万円、工作機械関連事業601百万円
  • 2020-11-30 (1,389百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業1,241百万円、工作機械関連事業148百万円
  • 2021-11-30 (936百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業838百万円、工作機械関連事業98百万円
  • 2022-11-30 (518百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業498百万円、工作機械関連事業20百万円
  • 2023-11-30 (278百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業223百万円、工作機械関連事業55百万円
  • 2024-11-30 (260百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維機械事業182百万円、工作機械関連事業77百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ