過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、デシカント除湿機やVOC濃縮装置等の製造、販売、据付工事等を主な事業として取り組んでおり、空調事業の単一セグメントで構成されています。
事業セグメント
- デシカント除湿機: デシカント除湿機は、シリカゲルやゼオライト等の吸着材を用いてハニカム内部に湿気を吸着させて空気を除湿する方式で、低温時や低露点環境でも効率的に除湿可能です。食品・製薬工場、リチウムイオン電池の製造工程、美術館、スーパーマーケットなどで使用されています。
- VOC濃縮装置: VOC濃縮装置は、揮発性有機化合物をVOC濃縮ローターに吸着させ、排出ガスの無害化を可能にする装置です。半導体、自動車塗装の工場での使用が多く、省エネルギー性も兼ね備えています。
- 全熱交換器: 全熱交換器は、換気によって失われるエネルギーを再利用しCO2削減に寄与する省エネルギー装置で、一般事務所ビル、研究施設、病院、ホテル、学校、船舶、プール等で採用されています。
事業の特徴・強み
- 当社のコア技術は、ハニカム状に加工できることと、そのハニカムに様々な機能剤を添着し、特別な機能を持たせることです。この技術を用いて、地球環境に貢献する製品を生み出し続けています。
今後の展開・方針
今後も、VOC濃縮装置を中心に、法規制が厳しい地域での製品展開に注力し、さらに溶剤回収装置としての新たな用途での可能性を追求していきます。また、海外の各種ローターの交換需要にも積極的に対応できる体制構築に注力します。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
当社グループは空調事業において、新工場の建設や生産能力の向上を目的とした設備投資を行っており、2023年には2,423百万円、2024年には1,705百万円の投資を実施しました。これらの投資は新規事業の展開と生産能力の増強を図るものであり、重要な設備の除却または売却は行っていません。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2023-12-31 (2,423百万円)
目的: 新規事業
詳細: 新工場用土地取得及び在外連結子会社の新工場建設 - 2024-12-31 (1,705百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: VOC濃縮装置の生産能力向上を目的とした新工場用建物等の建設
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。