[6237] イワキ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社イワキを中心に、化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売を主な事業とし、製品の修理及びアフターサービス並びに設置工事を行っています。

事業セグメント

  • ケミカルポンプ事業: ケミカルポンプは、半導体や液晶、化学、電子部品、水処理、食品、製紙、医療及び新エネルギー分野で使用され、高純度の薬液の移送を行います。

事業の特徴・強み

  • 技術面では、製品の安全性、高品質、耐久性を追求し、独自の安全機構や最先端のエレクトロニクス技術を導入した製品を開発しています。
  • 生産面では、多品種少量生産を強みとし、年間約80万台の生産能力を持ち、国内外での生産体制を整えています。
  • 品質面では、ISO9001に基づく品質保証体制を構築し、調達から生産、出荷までの工程を管理し、不良ゼロを目指しています。
  • 販売面では、国内外に広がる販売・サービス網を構築し、顧客に密着した情報とサービスを提供しています。
  • メンテナンスサービス面では、製品の取り扱いや運転に関するアドバイスや改善提案を行い、顧客の生産性向上に貢献しています。

今後の展開・方針

当社グループは、化学薬液の高温化対応やハイレベルのクリーン度要求に応えることを新たな使命とし、特殊液の移送にも対応するため、製品の耐久性、利便性、サニタリー性を高める取り組みを行っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、ケミカルポンプ事業において生産能力の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきた。特に新技術センターの建設や成型金型の新規製作、試験・検査装置の導入を通じて、品質と信頼性の向上を図っている。また、社内業務の効率化を目的にパソコンやサーバの更新も行っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2016-03-31 (3億84百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、生産工場等の維持補修のための建具更新、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置
  • 2017-03-31 (3億69百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2018-03-31 (3億45百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器、技術センター新築工事に関わる建設仮勘定
  • 2019-03-31 (3,479百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 新技術センターの建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2020-03-31 (469百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2021-03-31 (839百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2022-03-31 (611百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2023-03-31 (948百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2024-03-31 (1,228百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器
  • 2025-03-31 (1,800百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物及び構築物、製品生産のために新規及び更新で製作した成型金型、品質・信頼性向上のために導入した試験・検査装置、社内業務で使用するパソコン・サーバ及び周辺機器

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ