[6250] やまびこ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械の製造・販売を主な事業内容としています。

事業セグメント

  • 小型屋外作業機械部門: 主要な製品は刈払機、チェンソー、パワーブロワなどで、製造は当社やエコー・インコーポレイテッドなどが行い、販売は国内外で当社や関連会社が担当しています。
  • 農業用管理機械部門: 主要な製品はモア、畦草刈機、防除機などで、製造は当社とクレイリー・インダストリーズが行い、販売は国内外で当社や関連会社が担当しています。
  • 一般産業用機械部門: 主要な製品は発電機、溶接機、投光機などで、製造は当社やエコー・インコーポレイテッドなどが行い、販売は国内外で当社や関連会社が担当しています。
  • その他部門: 上記以外の商品を取り扱い、主にやまびこジャパン㈱、㈱ニューテックおよびエコー産業㈱が販売しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な製品ラインナップと国内外での広範な製造・販売ネットワークを持つことが強みです。

今後の展開・方針

エコー・インコーポレイテッドによるゴールデンイーグル・ディストリビューティングの吸収合併や、愛可機械(深圳)有限公司の解散と清算手続きが進行中であり、事業の再編と効率化を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは生産性向上と技術革新への対応を目的として、小型屋外作業・農業用管理機械を中心に設備投資を行ってきました。主な投資内容は、生産合理化設備や新製品の生産に伴う金型、基幹システムの更新や開発費用などであり、これらは有形固定資産および無形固定資産への投資を含んでいます。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (44億61百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業・農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2016-03-31 (45億6百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業・農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型、基幹システムの更新
  • 2017-03-31 (40億78百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業・農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2017-12-31 (43億90百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業機械、農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2018-12-31 (33億40百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業機械、農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2019-12-31 (2,877百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業機械、農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2020-12-31 (2,886百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業機械、農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2021-12-31 (4,592百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業機械、農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2022-12-31 (4,543百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 小型屋外作業機械、農業用管理機械及び一般産業用機械における生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型
  • 2023-12-31 (4,050百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型、基幹システムの開発費用
  • 2024-12-31 (5,389百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: 生産合理化設備、新製品の生産に伴う金型、基幹システムの開発費用

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ