[6287] サトー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電子プリンタ、ハンドラベラー等のメカトロ製品やICタグ・ラベル、シール、タグ、チケット、リボン、MCカード等のサプライ製品の製造及び販売を主な事業とする企業集団です。

事業セグメント

  • 自動認識ソリューション事業(日本): 株式会社サトーメカトロ製品及びサプライ製品の製造・販売を行います。
  • 医療分野ソリューション: サトーヘルスケア株式会社が医療分野におけるソリューションの企画・提案並びにメカトロ製品販売、サプライ製品販売を行います。
  • 工業用製品事業: サトーマテリアル株式会社が工業用ゴム製品、合成樹脂、RFIDタグ・ラベルの製造販売を行います。
  • 自動認識ソリューション事業(海外): SATO AMERICA, LLCやSATO EUROPE GmbHなどが海外でサプライ製品及びメカトロ製品の製造・販売を行います。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様なメカトロ製品とサプライ製品の製造・販売を通じて、幅広い業界に対応したソリューションを提供しています。
  • グローバルなネットワークを活用し、各地域のニーズに応じた製品を提供しています。

今後の展開・方針

SATO POLSKA SP. Z O.O.は2025年4月1日付でSATO Central Europe SP. Z O.Oに社名を変更し、欧州市場でのプレゼンスを強化します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、国内外における販売活動と製造設備の強化を目的に、継続的な設備投資を実施してきました。主に電子プリンタやサプライ製品の生産能力増強を図るため、工場新設や印刷機、金型、検査・測定機器の導入を行い、業務効率の向上とコスト削減を通じて収益力を高める戦略を採用しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (7,370百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子プリンタ等の増産及び新製品開発のための金型、開発、設計設備及びサプライ製品生産能力増強のための工場新設及び印刷機、検査、測定設備
  • 2016-03-31 (6,716百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: サプライ製品生産能力増強のための工場新設、印刷機、検査、測定設備及び電子プリンタ等の増産及び新製品開発のための金型、開発、設計設備
  • 2017-03-31 (5,722百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場用地の取得、印刷機、電子プリンタ用金型等製造設備の購入並びに製品及び業務用ソフトに係る投資
  • 2018-03-31 (9,043百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場新設、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用および業務用ソフトに係るもの
  • 2019-03-31 (4,800百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用および業務用ソフトに係るもの
  • 2020-03-31 (3,834百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用および業務用ソフトに係るもの
  • 2021-03-31 (4,930百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用および業務用ソフトに係るもの
  • 2022-03-31 (4,998百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用及び業務用ソフトに係るもの
  • 2023-03-31 (6,357百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用及び業務用ソフトに係るもの
  • 2024-03-31 (8,240百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用及び業務用ソフトに係るもの
  • 2025-03-31 (7,958百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、印刷機、電子プリンタ用金型、検査・測定機器など製造・開発に係る設備ならびに、販売用及び業務用ソフトに係るもの

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ