[6302] 住友重機械工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは総合機械メーカーとして、183社から構成され、様々な機械製品の製造と販売を行っています。

事業セグメント

  • メカトロニクス: 減・変速機、モータ、インバータ、レーザ加工システム、精密位置決め装置及び制御システム装置の製造と販売を行っています。
  • インダストリアル マシナリー: プラスチック加工機械、極低温冷凍機、加速器、医療機械器具、鍛造プレス、防衛装備品、半導体製造装置、フローフォーミングマシンの製造と販売を行っています。
  • ロジスティックス&コンストラクション: 油圧ショベル、道路機械、建設用クレーン、運搬荷役機械、物流システム、駐車場システム、フォークリフトの製造と販売を行っています。
  • エネルギー&ライフライン: ボイラ、大気汚染防止装置、水処理装置、産業用タービン、ポンプ、反応容器、食品機械、船舶の製造と販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • グローバルな製造・販売ネットワークを持ち、多様な地域において機械製品の製造と販売を行うことができる点。
  • 多岐にわたる製品ラインナップを持ち、様々な産業分野に対応した製品を提供できる点。

今後の展開・方針

2025年1月にセグメント運営の効率化とシナジー推進を目的として、メカトロニクスセグメントのレーザ関連装置をインダストリアル マシナリーセグメントへ、極低温冷凍機をメカトロニクスセグメントへ組替えを実施。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは生産能力の増強と生産性向上を主な目的として、各年度にわたり多額の設備投資を行ってきました。特に、機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの各セグメントにおいて、競争力強化や老朽化設備の更新、ITインフラ整備を中心に投資を行い、コスト競争力の強化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (207億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点におけるコスト競争力強化のための投資
  • 2016-03-31 (237億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点におけるコスト競争力強化のための投資
  • 2017-03-31 (275億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点におけるコスト競争力強化のための投資
  • 2018-03-31 (300億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点における競争力強化のための投資
  • 2019-03-31 (337億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点における競争力強化のための投資
  • 2020-03-31 (394億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点における老朽化整備の維持更新
  • 2021-03-31 (399億円)
    目的: 老朽化整備の維持更新
    詳細: 機械コンポーネント、精密機械、建設機械、産業機械、船舶、環境・プラントの生産拠点における老朽化整備の維持更新
  • 2022-03-31 (467億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: メカトロニクス、インダストリアル マシナリー、ロジスティックス&コンストラクション、エネルギー&ライフラインの生産拠点における老朽化整備の維持更新
  • 2022-12-31 (446億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: メカトロニクス、インダストリアル マシナリー、ロジスティックス&コンストラクション、エネルギー&ライフラインの生産拠点における老朽化整備の維持更新
  • 2023-12-31 (425億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: メカトロニクス、インダストリアル マシナリー、ロジスティックス&コンストラクション、エネルギー&ライフラインの生産拠点における老朽化整備の維持更新
  • 2024-12-31 (468億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: メカトロニクス、インダストリアル マシナリー、ロジスティックス&コンストラクション、エネルギー&ライフラインの生産拠点における老朽化整備の維持更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ