[6317] 北川鉄工所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社および関係会社は、キタガワ グローバル ハンド カンパニー、キタガワ サン テック カンパニー、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー、半導体関連事業の4部門に関する事業を主として行っています。

事業セグメント

  • キタガワ グローバル ハンド カンパニー: 工作機器事業として、旋盤用チャック、油圧回転シリンダ、NC円テーブル、パワーバイスおよびグリッパなどの製造・販売を行っており、旋盤用チャックは国内市場シェアの過半を占める主力分野です。
  • キタガワ サン テック カンパニー: 産業機械事業として、コンクリートプラント、コンクリートミキサ、ビル建築用クレーン、環境関連設備、リサイクルプラントおよび自走式立体駐車場などの製造・販売を行っています。
  • キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー: 金属素形材事業として、生型機械鋳造、消失模型鋳造の製法により自動車部品、建設機械部品、農業機械部品の製造・販売を行っています。
  • 半導体関連事業: 半導体製造装置、ハードディスク研磨装置、精密研磨装置、精密研磨消耗品の製造・販売および半導体受託加工、精密研磨受託加工などのサービスを提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 旋盤用チャックは世界的ブランドであり、国内市場シェアの過半を占める主力分野です。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と市場シェア拡大を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、製造設備の増強、合理化及び更新を目的に、継続的に設備投資を行ってきました。主に自動車メーカー向けの受注品の増加に対応するため、国内外の工場で銑鉄鋳物製造、加工設備の増設を行い、産業機械製造設備の増設や工場建屋の改築も実施しています。近年は本社工場の再構築を進めており、加工・組立棟や物流棟の新設を行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (3,309百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.の設立に伴う銑鉄鋳物製造、加工設備の増設。KITAGAWA(THAILAND)CO.,LTD.及び甲山工場の銑鉄鋳物製造、加工設備の増設。産業機械事業における建築用ジブクレーン製造設備の増設。
  • 2016-03-31 (3,410百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: KITAGAWA(THAILAND)CO.,LTD.及び甲山工場の銑鉄鋳物製造、加工設備の増設。工作機器事業におけるNC円テーブル製造設備の増設。
  • 2017-03-31 (3,805百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.及びKITAGAWA(THAILAND)CO.,LTD.の銑鉄鋳物製造設備の増設。
  • 2018-03-31 (6,160百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.の銑鉄鋳物製造設備の増設。福山工場の加工棟及び銑鉄鋳物加工設備の新設。
  • 2019-03-31 (4,164百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 福山工場の銑鉄鋳物加工設備の新設。
  • 2020-03-31 (4,465百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 福山工場の銑鉄鋳物加工設備の新設。
  • 2021-03-31 (3,103百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 甲山工場の工場建屋の一部改築、事務所の改修、産業用機械製造設備の更新及び増設。
  • 2022-03-31 (4,490百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: KITAGAWA MEXICO,S.A.DE C.V.の加工棟及び銑鉄鋳物加工設備の増設。
  • 2023-03-31 (3,513百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社工場の既存建屋等の解体及び、加工・組立棟、物流棟の建設。
  • 2024-03-31 (2,565百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社工場の加工・組立棟、物流棟の新設。
  • 2025-03-31 (4,233百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社工場の加工・事務所棟の新設。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ