[6376] 日機装 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、製品の製造方法又は製造過程及びサービスの提供方法により「工業部門」、「医療部門」の2つのセグメントで事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • 工業部門: 工業部門はインダストリアル事業、航空宇宙事業、深紫外線LED事業に区分され、国内外で製造、販売及びメンテナンスを行っています。
  • 医療部門: 医療部門はメディカル事業のみで構成され、血液透析関連製品の製造、販売及びメンテナンスを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社は国内外での製造、販売及びメンテナンスを行い、工業部門と医療部門の両方で多様な製品とサービスを提供しています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略の説明は含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は生産設備の能力増強を中心に設備投資を行ってきました。各年度において、国内外の工場や研究施設の新設・増設、設備の更新、合理化を進め、特にベトナムやアメリカなどの海外拠点における生産能力の強化に注力しています。また、国内における生産管理システムの導入や新規事業への投資も行い、全体的な生産効率の向上を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (7,467百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 白山工場の新設、金沢製作所の拡張、東村山製作所の生産設備の能力増強及び更新、ベトナムにおける複合材製品生産工場の増設
  • 2015-12-31 (4,828百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 国内連結子会社の社屋の取得、金沢製作所及び東村山製作所の生産設備の能力増強及び更新、ベトナムにおける複合材製品生産工場の生産設備の能力増強
  • 2016-12-31 (7,635百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東村山製作所及びベトナムにおける炭素繊維強化樹脂成形製品等の生産設備の新設・増設、ドイツにおける往復動ポンプ生産工場等の設備増設
  • 2019-12-31 (7,220百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 宮崎市における航空機部品工場の設備増設、国内における生産管理システムの導入、ベトナム ハノイ工場における炭素繊維強化樹脂成形製品等の生産設備の新設・増設、ドイツにおける往復動ポンプ生産工場等の設備増設
  • 2020-12-31 (13,124百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 宮崎市におけるインダストリアル工場建設及び航空機部品工場の設備増設、国内における生産管理システムの導入、アメリカの子会社における事務所新設、ベトナム ハノイ工場における炭素繊維強化樹脂成形製品等の生産設備の新設・増設
  • 2021-12-31 (12,223百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 宮崎市の子会社におけるインダストリアル工場及び航空機部品工場の設備増設、国内における生産管理システムの導入、アメリカの子会社におけるインダストリアル工場の設備増設
  • 2022-12-31 (7,727百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アメリカの子会社におけるインダストリアル工場の設備増設
  • 2023-12-31 (9,435百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: CE&IGグループにおける工場の土地及び建物の購入、NVIにおける新規受注に伴う設備投資
  • 2024-12-31 (6,510百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: CE&IGグループにおけるインダストリアル工場の土地および建物の購入、Nikkiso Vietnam, Inc.における機械装置および設備への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ