[6424] 高見沢サイバネティックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社高見沢サイバネティックスを中心に、子会社3社及びその他の関係会社1社で構成され、電子制御機器の設計、製造、販売、設置、保守を行っています。

事業セグメント

  • 電子制御機器: 交通システム機器、自動券売機、出改札機器、ホームドアシステム等を設計、製造し、鉄道事業者を中心に販売。㈱高見沢サービスに設置・調整及び保守サービスを委託。
  • メカトロ機器: 各種ユニットを設計、製造し、装置メーカーに販売。㈱高見沢メックスに一部製品の製造を委託し、富士電機㈱とは一部製品の相互供給を行う。
  • 特機システム機器: セキュリティシステム、防災計測システム、パーキングシステムを設計、製造、販売。㈱高見沢サービスに設置・調整及び保守サービス、入場券発売機等の販売、駐輪場の運営管理業務を委託。㈱高見沢メックスに防災計測システムの一部設計、製造を委託。㈱高見沢ソリューションズにシステム設計及び開発プロセス管理を委託。

事業の特徴・強み

  • 鉄道事業者を中心とした顧客基盤と、設計から保守まで一貫したサービス提供能力。
  • 富士電機㈱との製品相互供給による製品ラインナップの強化。
  • 関連会社との協力による効率的な製造・保守体制。

今後の展開・方針

特に記載なし

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資は主に生産能力の増強と生産設備の合理化を目的としており、電子制御機器に係る試験用機器や金型、駐輪場管理システムへの投資が中心である。また、特定の年度には新棟建設や社内システム整備による効率化を図る投資も実施されている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (792,198千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に126,696千円、駐輪場管理システムに521,382千円の設備投資
  • 2016-03-31 (810,912千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に112,198千円、駐輪場管理システムに365,159千円の設備投資
  • 2017-03-31 (10億6千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 長野第三工場敷地内への新棟の建設に5億7千4百万円、電子制御機器に係る試験用機器・金型等に1億1千2百万円、駐輪場管理システムに2億3千1百万円の設備投資
  • 2018-03-31 (5億2千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に1億1千1百万円、駐輪場管理システムに2億7千1百万円の設備投資
  • 2019-03-31 (556百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に199百万円、駐輪場管理システムに216百万円の設備投資
  • 2020-03-31 (618百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に115百万円、駐輪場管理システムに232百万円の設備投資
  • 2021-03-31 (452百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に172百万円、駐輪場管理システムに110百万円の設備投資
  • 2022-03-31 (239百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に89百万円、駐輪場管理システムに65百万円の設備投資
  • 2023-03-31 (256百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に96百万円、駐輪場管理システムに21百万円の設備投資
  • 2024-03-31 (476百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 佐久ロジスティックスセンター新棟建設に232百万円、電子制御機器に係る試験用機器・金型等に109百万円、社内システム整備による効率化を図るためソフトウェア等に89百万円の設備投資
  • 2025-03-31 (480百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子制御機器に係る試験用機器・金型等に79百万円、社内システム整備による効率化を図るためPC及びサーバ関係に132百万円、ソフトウェア等に125百万円、駐輪場管理システムに19百万円の設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ