[6430] ダイコク電機 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売及びパチンコ遊技機の一部ユニットの開発・製造・販売、パチスロ遊技機の企画・開発・製造・販売を主な事業として取り組んでいます。

事業セグメント

  • 情報システム事業: パチンコホール向けコンピュータシステム、景品顧客管理システム、情報公開システムの開発・製造・販売を行っています。
  • アミューズメント事業: パチンコ・パチスロ遊技機に関わるソフトウェアの開発及びハードウェアの開発・製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • パチンコホール向けの専門的なコンピュータシステムと遊技機の開発・製造・販売に特化している点。

今後の展開・方針

ダイコク産業株式会社は、2024年4月1日に「ダイコク電機コミュニケーションPLUS株式会社」と商号を変更し、さらなる事業の拡大を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、情報システム事業と制御システム事業を中心に、生産能力の増強、効率化、及び設備更新を目的とした投資が行われてきました。特に情報システム事業では、新規製品開発に関連する設備の拡充やネットワーク環境の整備が継続的に行われ、制御システム事業では内部管理業務の効率化を図るための投資が行われました。近年では、アミューズメント事業への投資も加わり、事務所設備や社内ネットワーク設備の更新が進められています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (13億45百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 情報システム事業の生産及び物流機能の強化のため、春日井事業所の隣接地にある土地及び建物を取得。新規製品開発に伴う機材の拡充や社内ネットワーク設備の整備を実施。制御システム事業では、新規機種の開発に伴う設備等の拡充及び生産技術の向上を目的とした試験・検査用機器等の補強を行い、社内管理システムの拡充を実施。
  • 2016-03-31 (24億51百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 情報システム事業で新規製品開発に関連する機材及び設備等の拡充、新製品システムに対応するためのネットワーク環境の整備を実施。情報システム事業と制御システム事業の生産及び物流拠点を統合し、効率性の向上を目的とした事業所設備の改修及び生産機器等の補強を行う。
  • 2017-03-31 (26億16百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 情報システム事業で新規製品開発に関連する機材・設備等の拡充、新製品システムに対応するためのネットワーク環境の整備を継続。制御システム事業では、機種開発に関連する内部管理業務の効率化を高めるためのネットワークシステムの構築を実施。社内ネットワーク環境の再構築に対する投資も行う。
  • 2018-03-31 (19億50百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で新規製品用の生産設備の取得及び社内ネットワークシステム等の更新を実施。制御システム事業では、機種開発に関連する内部管理業務の効率化を高めるためのネットワークシステムの構築を継続。社内設備の更新等に対する投資を行う。
  • 2019-03-31 (2,283百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で新規製品用の生産設備の取得及び社内ネットワークシステム等の更新を実施。制御システム事業では、検査用及び生産用設備の取得及び社内ネットワークシステムの更新を行う。社内設備の更新等に対する投資を実施。
  • 2020-03-31 (1,553百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で新規製品用の生産設備の取得及び社内ネットワークシステム等の更新を実施。制御システム事業では、生産用設備の取得及び事業所設備の更新を行う。社内設備の更新等に対する投資を実施。
  • 2021-03-31 (1,050百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で新規製品用の生産設備の取得及び社内ネットワークシステム等の更新を実施。制御システム事業では、生産用設備の取得及び事業所設備の更新を行う。社内設備の更新等に対する投資を実施。
  • 2022-03-31 (881百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で製品用ソフトウエアの更新及び社内ネットワークシステム等の更新を実施。制御システム事業では、開発用設備及び生産用設備を取得。社内ネットワーク設備の更新等に対する投資を実施。
  • 2023-03-31 (1,255百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で製品用ソフトウエアの更新及び製品生産用設備等を取得。制御システム事業では、開発管理用のソフトウェアを取得。事務所設備の更新及び社内ネットワーク設備の更新等に対する投資を実施。
  • 2024-03-31 (2,234百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で製品用ソフトウエアの更新及びサービス・サポート用のソフトウエアを取得。アミューズメント事業では、パチスロ機用の開発用設備及び生産用設備を取得。事務所設備の更新及び社内ネットワーク設備の更新等に対する投資を実施。
  • 2025-03-31 (5,876百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業で製品用ソフトウエアの更新及びサービス・サポート用のソフトウエアを取得。アミューズメント事業では、パチスロ機用の開発用設備及び生産用設備を取得し、ゲーム開発等に伴うソフトウェアを取得。事務所設備の更新及び社内ネットワーク設備の更新等、並びに「箱根ガラスの森美術館」に係る固定資産の取得を実施。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ