[6433] ヒーハイスト の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、精密機器製造事業を行う単一セグメントで、直動機器及び精密部品の製造販売を行い、ユニット製品の製造販売も行っています。

事業セグメント

  • 直動機器: リニアボールブッシュをはじめとする直動機器の製造販売を行い、摩擦を低減し機械装置の寿命を延ばす役割を担っています。
  • 精密部品加工: レース用部品及び試作部品の受託加工を行い、精密な加工技術を駆使して特殊材料・難切削材等の超精密部品の受託加工を行っています。
  • ユニット製品: 多軸ステージや球面軸受の製造販売を行い、装置の小型・省電力化に貢献しています。

事業の特徴・強み

  • 独創的な設計思想により製品のミニチュア化に成功し、高品質な製品を供給しています。
  • 省エネニーズに向けた軽量タイプや省スペースニーズに向けたスリムタイプの新製品開発・製品改良を行っています。
  • 精密加工技術を発展させ、スマートフォン等の液晶画面製造の位置決め装置を供給しています。

今後の展開・方針

これまで蓄積してきた技術を応用し、新製品開発・製品の改良に力を入れ、次世代製品(環境・エネルギー・ロボット等)の機能部品加工を行っていきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、当社は生産能力の増強と効率化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に2017年から2019年にかけては生産能力の増強に注力し、2020年以降は効率化を重視した投資が増加しています。これにより、生産体制の維持と内製化強化を図るとともに、新工場の建設など将来を見据えた投資も行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (45,219千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 機械及び装置の取得20,245千円、工具、器具及び備品の取得19,497千円
  • 2016-03-31 (63,389千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 機械及び装置の取得19,371千円、工具、器具及び備品の取得36,467千円
  • 2017-03-31 (139,548千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械及び装置の取得107,291千円、工具、器具及び備品の取得13,737千円、リース資産の取得14,652千円、埼玉工場の倉庫解体
  • 2018-03-31 (285,770千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得143,950千円、埼玉工場の倉庫及び秋田工場の機械加工室の新設を含む建物及び構築物の取得89,496千円
  • 2019-03-31 (169,447千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得93,612千円、工具、器具及び備品の取得38,531千円、リース資産の取得28,000千円、新会計システムの導入
  • 2020-03-31 (161,864千円)
    目的: 効率化
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得95,849千円、工具、器具及び備品の取得22,154千円、リース資産の取得4,895千円、基幹システムの改造
  • 2021-03-31 (138,811千円)
    目的: 効率化
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得44,933千円、工具、器具及び備品の取得28,163千円、リース資産の取得64,308千円
  • 2022-03-31 (310,727千円)
    目的: 効率化
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得259,891千円、工具、器具及び備品の取得30,511千円、リース資産の取得12,526千円
  • 2023-03-31 (422,756千円)
    目的: 効率化
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得296,590千円、工具、器具及び備品の取得56,303千円、リース資産の取得57,614千円、新工場棟の前払金
  • 2024-03-31 (476,842千円)
    目的: 効率化
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得32,726千円、工具、器具及び備品の取得30,475千円、リース資産の取得215,400千円、新工場棟183,611千円
  • 2025-03-31 (123,950千円)
    目的: 効率化
    詳細: 機械装置及び運搬具の取得3,341千円、工具、器具及び備品の取得5,087千円、リース資産の取得115,522千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ