[6508] 明電舎 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、国内外の子会社および関連会社を含む48社で構成され、電力インフラ、社会システム、産業電子モビリティ、フィールドエンジニアリング、不動産、その他の6つの事業分野で製品の企画・開発から製造、販売、サービスを展開しています。

事業セグメント

  • 電力インフラ事業セグメント: 電力会社等に重電機器やシステムを提供する事業。主な製品・サービスは発電機、変電製品、発電・変電・配電システム、監視制御設備、水力発電設備、エネルギーシステム。
  • 社会システム事業セグメント: 官公庁、鉄道事業者、民間企業等に重電機器やシステムを提供する事業。主な製品・サービスは発電・変電・配電システム、監視制御設備、無停電電源装置、電鉄システム、水インフラシステム、上下水道維持管理、セラミック平膜。
  • 産業電子モビリティ事業セグメント: 半導体分野、一般産業分野及びEV向けコンポーネント製品や自動車産業向け研究開発用システムを提供する事業。主な製品・サービスはモーター、インバーター、EV駆動システム、真空コンデンサ、産業用PC、パルス電源、自動車産業向け試験装置、エレベーター用巻上機、無人搬送車。
  • フィールドエンジニアリング事業セグメント: 電気設備の保守、点検、維持管理等の保守メンテナンス事業。主なサービスは保守、点検、保全コンサルティング、予防保全、改良保全、維持管理及び運用管理、事後保全、総合診断、延命措置、更新計画。
  • 不動産事業セグメント: 業務・商業ビルThinkPark Towerを中心とした保有不動産の賃貸事業。
  • その他: 電気化学計測機器や電気絶縁材料の製造・販売、従業員の福利厚生サービス等。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野にわたる製品の企画・開発から製造、販売、サービスまでの一貫した事業活動を展開。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略に関する記述がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、各セグメントにおいて成長が期待できる分野への投資に重点を置き、省力化、合理化及び製品の信頼性向上のための投資を継続的に行ってきました。特に、電力インフラや産業電子モビリティ事業における生産能力の増強を図り、電気自動車用部品の生産体制強化に向けた投資を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (8,887百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会システム事業では海外生産拠点整備(シンガポール)、回転機工場製造ラインの整備・強化、板金加工設備更新などを実施。産業システム事業ではモータ・インバータ生産設備増強、動力計測システム関連設備増強を行った。
  • 2016-03-31 (8,314百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会インフラ事業ではセラミック平膜のユニット組立工場建設(シンガポール)、変圧器試験用交流発電機、真空インタラプタ用真空熱処理炉などを実施。産業システム事業ではモータ・インバータ生産設備増強、動力計測システム関連設備増強、真空コンデンサ生産設備拡張を行った。
  • 2017-03-31 (7,355百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会インフラ事業では変電製品関連設備、発電製品関連設備を実施。産業システム事業ではモータ・インバータ関連設備、動力計測システム関連設備を行った。
  • 2018-03-31 (7,584百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。産業システム事業ではモータ・インバータ関連設備、動力計測システム関連設備、真空コンデンサ生産設備拡張を行った。
  • 2019-03-31 (7,895百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。産業システム事業ではモータ・インバータ関連設備、動力計測システム関連設備を行った。電気自動車用部品の生産体制強化のための量産設備増強を開始。
  • 2020-03-31 (16,042百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。産業システム事業ではモータ・インバータ関連設備、動力計測システム関連設備を行った。中国に電気自動車用部品の生産拠点を設立し、設備投資を実施。
  • 2021-03-31 (15,575百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 社会インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。産業システム事業ではモータ・インバータ関連設備、動力計測システム関連設備を行った。中国での電気自動車用部品の生産拠点に投資を継続。
  • 2022-03-31 (10,748百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電力インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。社会システム事業では配電製品・監視制御装置・電力変換装置関連設備を行った。
  • 2023-03-31 (12,347百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電力インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。社会システム事業では配電製品・監視制御装置・電力変換装置関連設備を行った。
  • 2024-03-31 (9,981百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電力インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。社会システム事業では配電製品・監視制御装置・電力変換装置関連設備を行った。
  • 2025-03-31 (11,953百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電力インフラ事業では発電製品関連設備、変電製品関連設備を実施。社会システム事業では配電製品・監視制御装置・電力変換装置関連設備を行った。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ