[6546] フルテック の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、自動ドア開閉装置の販売・設計・施工・保守サービス、ステンレス建具の製造・建築金物の製作・販売を主な事業内容としています。

事業セグメント

  • 自動ドア関連事業: 自動ドア開閉装置の販売・設計・施工・保守サービスを行い、取替及び改修(リニューアル)を提供。社内一貫体制で受注できる体制を整備。
  • 建具関連事業: ステンレスサッシとドアを主力製品とし、自動ドア開閉装置とセットで販売。高精度の設計と品質向上に努めている。
  • その他: 喫煙所システム「トルネックス」の販売・設置・保守を行う環境機器事業、セキュリティ事業、駐輪システム事業、組込み系制御基板の開発・設計・製造を行う。

事業の特徴・強み

  • 自動ドアの施工を内製で行い、施工品質を確保。24時間365日のアフターサービス体制を整備。
  • 技術サービス部員の教育、研修を計画的に行い、施工品質と保守サービス品質の向上に努める。
  • 自動ドア開閉装置の新商品や関連商品の開発を積極的に行い、顧客のニーズにマッチしたエントランス環境を提供。

今後の展開・方針

自動ドア開閉装置の新商品や関連商品の開発を継続し、顧客のニーズに応える製品を提供する。また、技術サービス部員の資格取得を推進し、施工品質と保守サービス品質の向上を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は生産能力と販売能力の増強を中心に設備投資を行ってきました。特に盛岡工場や札幌支店における大規模な投資が目立ちます。また、基幹システムの刷新を通じて効率化を図る取り組みも行われています。最新の投資では、子会社工場の増築や設備更新に焦点を当てています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2017-03-31 (239百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 盛岡工場増改築に係る費用184百万円
  • 2018-03-31 (31百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 埼玉西営業所開設に係る費用10百万円
  • 2018-12-31 (79百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 盛岡支店新社屋工事に係る費用35百万円
  • 2019-12-31 (705百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 札幌支店移転にかかる土地購入費用457百万円、盛岡支店新社屋工事に係る費用95百万円
  • 2020-12-31 (824百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 札幌支店新築移転に係る建物購入費用560百万円、基幹システム刷新関連費用124百万円
  • 2021-12-31 (290百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム刷新関連費用251百万円
  • 2022-12-31 (226百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム刷新関連費用103百万円
  • 2023-12-31 (293百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 子会社工場の増築関連費用240百万円
  • 2024-12-31 (120百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 子会社工場の建物設備70百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ